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タイトリスト・ボーケイウェッジのフィッティングに行ってきた!スコアの鍵はやっぱりグリーン周り?

野村タケオのゴルフ実験室

2024/03/21 ゴルフサプリ編集部

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。スコアの鍵を握るのはグリーン周り!特に僕たちアマチュアはそうそうパーオンなんかしませんから、いかにアプローチで凌ぐかってことにかかってきます。なのでウェッジ選びってとても重要。でもね、ウェッジにもいろんなロフトやソール形状があって、何を選べばいいのかわからないじゃないですか。ってことで、タイトリストのボーケイウェッジのフィッティングを受けてきました。しかも最新作のSM10でのフィッティング!フィッティングの様子とSM10の使い心地をレポートします!

タイトリストのボーケイウェッジといえば、プロの使用率も高いウェジなので、僕もぜひ使ってみたいと思うのですが、ソールのタイプがたくさんあって、正直どれを選べばいいのかわかりません。そこでウェッジフィッティングです。こういうイベントはちょこちょこやられているようなのですが、今回は天然芝の上から打ってのフィッティングという、とても恵まれた環境で体験させてもらいました。

まずは自分のクラブのピッチングウェッジを打ちます。僕の場合はアイアンからの流れでロフト48度というクラブが入っているので、それを打って飛距離を計測します。次にフィッターさんから渡されるウェッジをいろいろと打つのですが、ここではフルショットで打って、自分のクラブからの飛距離の流れを確認します。正しく飛距離の階段ができているかどうかの確認ですね。この飛距離というのはトラックマンでしっかりと距離を計測して飛距離や弾道をみながら確認していきます。

で、僕の場合はロフト51度と57度がちょうど48度からの飛距離差がいい感じになったんですね。52度だと48度との飛距離差が大きすぎたってことです。こういう計測ってなかなかやらないので、ありがたいですね。

ただ、通常のラインナップには51度と57度というのはないので、52度を1度立てることで51度にしてもらいます。そして56度を1度寝かせて57度にしてもらうことになりました。フィッティングのときも、ドライバーのようにカチャカチャとロフトを変えて打つことが出来るので、凄いな~と思いました。

そしてソール形状ですが、まず51度は基本的に僕はフルショットでの使用が多いので、フルショットやスクエアフェースで打つショットに最適な「Fグラインド」にすぐに決まりました。これは本当に使いやすかったです。

で、問題は57度の方なのですが、これはいろいろなシチュエーションから打つので、選ぶのがかなり難しそう。だってグラインドの種類が6種類もあるしね。しかし、グラインドを選ぶためのソフトというのがあって、いくつかの質問(フェースを開いて使うか?とか)に答えることによって、合うであろうグラインドのタイプをいくつか選んでくれます。僕は「Sグラインド」か「Dグラインド」がいいのではないかということになりました。その選ばれたグラインドのウェッジを持って、今度はアプローチ練習場で打ち比べます。

驚いたのはグラインドの違いで、かなり打ち心地が違うということ。地面への当たり方や抜けがかなり違うんですよね。出球の高さやスピン量も当然違ってくる。フェアウェイやラフからいろいろと打ってみて、僕は「Dグラインド」のほうが打ち出しの高さや距離感が合ったので、かなり気に入りました。そして次にバンカーショットなのですが、これも「Dグラインド」でビシビシといいショットが打てたので、ほぼ決まりかな~と思ったんです。

しかし僕のホームコースのバンカーは砂が柔らかめなので、バンカーの砂をほぐして柔らかくして打ってみると、これがいまいち上手く打てない。何度か打ってみても、ボスっという感じで、やっと出るだけみたいな感じになっちゃったんです。そこでフィッターさんが、こういうこともあるかと思って、もう1本用意していましたので、これを打ってくださいと「Mグラインド」というのを渡されました。これは「Dグラインド」に似たソール形状ながら、少しバンスの少ないもののようです。で、これで打ってみると、柔らかめの砂でもスパスパと気持ちよくボールが出ました。念の為、フェアウェイやラフから打ってみても、気持ちよく打てたので、僕の57度は「Mグラインド」に決まりました。

そんなことで、フィッティングの結果、僕のウェッジは51度(52度を1度立てたもの)が「Fグラインド」で、57度(56度を1度寝かせたもの)が「Mグラインド」ということになりました。実はライ角もアイアンに合わせて1度フラットにしているので、もう完全に僕仕様のカスタムウェッジって感じです。シャフトもいくつか打ち比べて、日本シャフトの「N.S.PRO MODUS3 115」となりました。

フィッティングで決まったスペックのクラブが先日届いたので、さっそくラウンドで使ってきました!やっぱね、自分にあっているウェッジってのはいいです!もちろんいろいろ打ち比べて結果が良かったってのもありますが、メンタル的にも自信を持って打てるというのもいいですね。特に57度は不安なく振れるので、かなり寄せワンも取れました。
新作のSM10ですが、とにかく打感がいいです。柔らかさもありながらしっかりとした打感で、打っていて気持ちがいいです。そしてスピンもかなりかかります。低めの打ち出し角で、しっかりとスピンがかかり、キュキュッと止まります。

ヘッド形状もとても綺麗で、ストレートネックながら、少しふろことも感じられて構えやすい。フェースを開いても全く違和感なく、打ちたい球筋によって開き具合も調整しやすい。ヘッドの重心位置もロフト角の大きさ別に変えられていて、ストローク中も違和感なく気持ちよく振り切れます。ゆっくりとしたストロークでもヘッドが変な動きをしようとしませんね。さすがに人気のあるウェッジだな~と思いました。

今回僕が受けたウェッジフィッティングはタイトリストのフィッティングスタジオやフィッティングイベントで受けることができます。またタイトリストのウェブサイトでは自分のアプローチのスタイルなどから、最適なグラインドを選び出してくれるページもあるので、気になる人は一度試してみてはいかがでしょうか。

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。

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