オーダーメイド? と思うくらいの「一体感」に感動! 「TOUR360 24 BOA」試し履きレポート!
野村タケオのゴルフ実験室
アディダスからフラッグシップモデルである「TOUR360」シリーズの新作が出ました。前作も僕は気に入ってかなり履きましたが、今回はどんな進化をしているのでしょうか?さっそくラウンドで履いてみたのでレポートします!
<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>
ゴルフシューズ選びは大事ですぞ〜!
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフでスコアを作るためにはクラブ選びってのが大事になってきますが、実はシューズもかなりスコアには影響します。しっかりと自分にあったものを選ばないといけません。最近はカートに乗ることが多いとはいえ、歩くことも多いですし、斜面などのいろいろなシチュエーションからショットを打つときには、シューズの役割はとても重要です。
そこで、アディダスのフラッグシップシューズの最新作「ツアー360 24」です。
「ツアー360 24」も前作同様、ヒモのタイプとカチャカチャのBOAモデルが用意されています。前作ではヒモのタイプを愛用していたのですが、今作では2種類を履き比べて、僕の足によりフィットしたBOAモデルの「ツアー360 24 BOA」を選びました。
新作のシューズの特徴としては、まず「360直足BOAラップ」。これはコードカオスシリーズのシューズに採用されていた、BOAを締めるとシューズ内で直に足を締め付けていくという機能をさらに進化させたもの。そして甲部分にあるファスナーを締めることで、さらにフィット感をアップすることができます。また止水ファスナーとなっているために、ファスナーを閉めれば防水性も高くなります。
アウトソールにはスイング時の安定性とスパイクレスのように柔軟な動きと快適性能の両立を可能にした、7クリートアウトソールを採用。安定性が求められる箇所にクリートを配置することによりグリップ力はもちろん、クリート周辺の硬度によってさらにしっかり感をもたらしています。逆に屈曲性が求められる箇所とその方向にのみ、柔軟性を向上させるフレックスグルーブを搭載することで、スイング時と歩行時の性能の差別化を可能にしています。さらに接地面積が広いスパイクレスラグ(凹凸)をソール全面に配置することによって、歩行時のクリートの突き上げ感を軽減しながらもグリップ力も同時に向上させています。
インソールにも軽量で強い反発性を持つ素材を採用し、歩行時にはソフトなクッショニングを感じながらも、スイング時などのより強い圧が加わった際には高い安定性を発揮します。
とにかくこの「ツアー360 24」シリーズは、スパイクシューズであるZGシリーズの安定機能と、スパイクレスであるコードカオスシリーズの快適機能を融合させ、さらにアップグレードさせているシューズとなっています。
デザインは、これぞ「ツアー360」という、アディダスの3本ラインが入ったオーソドックスなもの。アディダスでもコードカオスシリーズがかなり尖ったデザインなのですが、やはり「ツアー360」はこういう王道デザインがいいですね。しかし今作のBOAモデルはファスナーがついているので、多少今までとデザインが違う感じはします。でもカッコいい。
さっそくコースで履いてみたのですが、まず足を入れてBOAをカチカチと締めていくと、グーッと足全体が締まっていきます。これが「360直足BOAラップ」のこうかなのか、どこか一部だけが締まっていくという感じではないですね、これならいろんなタイプの足の形の人にフィットしそうな気がします。
歩いてみると、ソールがしっかりと足の動きにフィットしてくれます。ただソール全体が柔らかいという感覚ではなく、しっかりしながらも曲がるところは曲がるという感じ。とても歩きやすいし、硬いカート道などを歩いてもクリート部分の突き上げがなく、スパイクレスシューズを履いているような感覚に近いです。
スイングしてみると、足にしっかりフィットしているためか、とても力が伝わりやすいように感じます。地面への食いつきも抜群で、滑るような感覚は全くありません。これは斜面からのショットでも同じで、ソールがしっかりと斜面にそってフィットしてくれるので、斜面からでも安定したショットができます。
ラウンド中、最初は甲部分のファスナーは開けたままでラウンドしていたのですが、それでもフィット感は十分で不満はなかったのですが、途中でファスナーを閉めてみました。そうすると、さらに足との一体感が生まれて、特にスイングのときには足からの力をスイングに伝えやすくなりました。ファスナーの開閉で予想以上にフィット感が変わるので驚きました。少し楽にラウンドするときにはファスナーは開けたままで、少ししっかりと振っていきたいときはファスナーを閉めてという使い分けもできそうです。
意識していつもよりもカートに乗らずにラウンドしてみたのですが、とにかくシューズと足の一体感が素晴らしくて、ラウンド後も足の疲れが少なかったです。どこかが擦れて痛いとかも全く無かった。自分の足用にオーダーしたくらいのフィット感でした。さすがはアディダスゴルフのフラッグシップモデルですね。
いつもは不満な点や改善して欲しいところを書くのですが、今回は特にないんですよね~。本当によくできたゴルフシューズだと思います。ヒモのタイプも室内だけで試し履きしましたが、とてもフィットしてくれて良かったですね。足の形によって履き心地やフィット感が変わってくると思うので、ぜひ両方とも履き比べてみてください。
ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。
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