『ゴルフ業界の2025年問題』あまり深刻じゃないかも? 楽観視できないのは「2045年問題」かも
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ゴルフ場は一段と二極化へ
2025年問題は影響が小さいとしても、若い方や女性のゴルファーが相当増えない限り、日本のゴルフ人口が減少トレンドにあるのを反転させるのは正直難しいと思います。ゴルフ人口が減少傾向にあることを前提にすると、既にその傾向はありますが、ゴルフ場は二極化が一段と進むことが予想されます。一部の名門コースとゴルファーのニーズに応えるゴルフ場が生き残りやすいと考えられます。名門コースのメンバーの方々は他の会員との交流を重視している傾向がありますので、メンバーが入れ替わりながらも名門コースの位置づけはこの先も変わらないと思います。
実際に、ゴルフ会員権の価格は既に二極化していて、名門コースのゴルフ場の会員権価格は上昇していますが、それ以外のコースの会員権価格は横ばいから小幅な上昇にとどまっています。名門コース以外のゴルフ場はゴルファーのニーズに応え続けなければ、この先は生き残ることがさらに難しくなると思います。ゴルフ場の収入を単純化すると、1日の売上高=利用者数×客単価です。ゴルファーのニーズに応えられるゴルフ場であれば、それなりの客単価で一定の利用者数を確保することができます。一方で、他のゴルフ場と比較してあまり特徴のないゴルフ場では、客単価を下げて集客することしかできなくなり、ゴルフ場の経営が尻すぼみになり、次第に市場から淘汰されていくことになります。
一般ゴルファーにはポジティブ?
2025年問題の影響は小さいと想定されますが、今後のゴルフ人口の減少トレンドを考えると、元気な一般ゴルファーにとってはポジティブなことが多いと思います。ゴルフ人口が減ることで、名門コースの会員権を購入できるチャンスが得られるかもしれません。また、名門コースのゴルフ場以外では、サービスの多様化とプレー料金の低下が予想されます。サービスの多様化では、スループレーやハーフプレー等が導入されて、プレースタイルの選択肢がさらに増えることが期待できます。また、ゴルフ場がリピーターを増やすために、食事を美味しくしたり、各種キャンペーンを開催するような顧客満足度を高めると取り組みを一段と進めると考えられます。プレー料金が下がれば、その分ラウンド数を増やすことができるかもしれませんね。私の想定するシナリオが実現するかはわかりませんが、元気な一般ゴルファーにとってはゴルフを続けるメリットが多くなる可能性が高いと思います。
それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。
もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。
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