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「連続素振り」と「逆素振り」2つの素振りでキレイなドライバースイングを作る

ゴルフコーチ・兼濱開人がわかりやすくレッスン|初心者だってできる『キレイなドライバースイング』のマスター法! VOL5

2024/06/30 ゴルフトゥデイ 編集部

兼濱開人

兼濱開人コーチがレクチャーする『キレイなドライバースイング』の作り方シリーズ。第5回はドライバーがキレイに振れるようになる素振り練習法をレクチャーする。「早くうまくなるには素振りが一番。ボールを打つよりもずっと効果が高いですよ」と兼濱開人コーチはいう。どんな素振りをしたらいいのだろうか。

構成/三代 崇 写真/圓岡紀夫 協力/新武蔵丘ゴルフコース

キレイなドライバースイングは「連続素振り」と「逆素振り」で完全マスター!

往復素振りはクラブが動きたがる方向にゆだねてスイングするのがコツ

キレイなスイングをマスターするためや、ゴルフが早くうまくなるためにはスイング論ももちろん大事ですが、スイング論を頭に詰め込みすぎるとカラダのスムーズな動きを妨げてしまうことにもなります。

ゴルフは勉強とは違って頭で覚えるものではなく、自分の感覚や感性で覚えるものです。それがボクの持論ですから、レッスンでも細かいスイング論はあまり口にしません。多くのゴルファーに何をオススメしているかというと「連続素振り」です。

グリップを柔らかめに握り、両手にクラブの重さを感じながらトップへと振り上げ、フィニッシュまでスムーズに振り抜きましょう。

フィニッシュからはカラダを捻り戻し、そのままトップの位置へと持っていきます。トップとフィニッシュを往復させるのが連続素振りです。

スイングを続けているとクラブヘッドの軌道が定まってきます。トップやフィニッシュのポジションが決まってくるからスイングの反復性や反復性なども体感でき、軌道のイメージが明確になります。

スイング中のスピード変化もつかめてきて、自然とキレイなスイングが身についてくるはずです。

ゴルフの上達には実際にボールを打つ練習も必須です。けれどもナイスショットがなかなか打てないでいるとボールに当てにいこうとしたり、イライラが高じてクラブを力いっぱい振り回したりして悪循環に陥ってしまうケースがとても多いのです。

ドライバーは一番長くてヘッド体積が大きい。でも軽く感じてしまう。となると自分でクラブをコントロールしようとしがちですが、ある意味ドライバーは一番ワガママなクラブですからゴルファーの意図に反して振り遅れたり、突っ込み打ちになったりしやすい。これでは何のための練習かわからなくなってしまいますよね。

連続素振りではクラブの遠心力を感じながらスイングしてください。クラブが動きたがる方向にゆだねてスイングする感覚が大事です。

つまりドライバーのワガママを叶えてあげるスイングが、キレイなドライバースイングに通じるのです。

ボールを打つだけの練習では、この感覚はなかなか身につきません。むしろ素振りの練習を多く積んだほうが早く、確実に上達します。

自分でクラブをコントロールしようとすると手先が先行して振り遅れなどのミスが生じやすい。
自分でクラブをコントロールしようとすると手先が先行して振り遅れなどのミスが生じやすい。
遠心力を感じる素振りをたくさんやってカラダに覚え込ませると上達が早い。
遠心力を感じる素振りをたくさんやってカラダに覚え込ませると上達が早い。
クラブの遠心力を利用することは、クラブが動きたがる方向にゆだねるということだ。
クラブの遠心力を利用することは、クラブが動きたがる方向にゆだねるということだ。
フィニッシュまで振り抜いたらカラダをひねり戻して切り返し、そのままバックスイングへと移る。
フィニッシュまで振り抜いたらカラダをひねり戻して切り返し、そのままバックスイングへと移る。
トップとフィニッシュを往復させることでスイングの軌道の安定を体感できる。
トップとフィニッシュを往復させることでスイングの軌道の安定を体感できる。

バックスイングをスムーズにしたいなら「逆素振り」が効果抜群です

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