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お手本にしたい!川﨑春花の「腕の振りとカラダの回転をバランスよく使った」スイングを解説!

2024/07/09 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

川﨑春花

国内女子ツアー『ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ』でツアー3勝目を挙げた川﨑春花のドライバースイング連続写真解説。
写真/相田克己

腕の振りとカラダの回転を バランスよく使って しっかりボールを つかまえています

先週末に行われた国内女子ツアー『ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ』は、単独首位で出た川﨑春花選手が69でまわり、トータル18アンダーで優勝。最終日の最終組は川﨑選手、櫻井心那選手、尾関彩美悠選手と、同学年で同期の3人となり、多くのファンの目を惹きつけました。

今回の勝利でツアー通算3勝目を挙げた川﨑選手のスイングはとてもオーソドックス。腕の振りとカラダの回転をバランスよく使ったお手本といえるものです。

バックスイングはややアップライト気味で、トップのフェース向きはややオープン寄りのスクエア。そこからクラブを寝かすことなく直線的に下ろし、フェースターンを使ってボールをつかまえ振り抜いていきます。

同じ組みでまわった尾関選手はフェースをシャットに使ってフェースターンを抑え、スイング軌道でボールをつかまえて行くタイプですが、ある意味、それとは逆のタイプが川﨑選手です。

最近は男女ともにフェースをスクエア〜シャットに使い、カラダの回転を主体にしてスイングする選手が増えていますが、アベレージゴルファーが見様見真似で回転主体のスイングを身につけようとするのはおすすめできません。その理由はほとんどの人がカラダばかりが回ってしまい、極端な振り遅れになる傾向があるからです。そのためまずは川﨑選手のように、腕の振りとカラダの回転をバランスよく使った振り方を覚えるほうが上達の近道になるでしょう。

前傾角度は浅めで、スタンス幅も比較的狭い。頭や軸を極端に傾けたりせず、バランスよく真っすぐ立ったアドレスはトッププレーヤーの共通点。
前傾角度は浅めで、スタンス幅も比較的狭い。頭や軸を極端に傾けたりせず、バランスよく真っすぐ立ったアドレスはトッププレーヤーの共通点。
カラダの回転、腕の動き、コッキングをシンクロさせて、スムーズにバックスイングを行う。
カラダの回転、腕の動き、コッキングをシンクロさせて、スムーズにバックスイングを行う。
トップのフェース向きはオープン気味のスクエア。上半身が十分に捻転されている点も秀逸。
トップのフェース向きはオープン気味のスクエア。上半身が十分に捻転されている点も秀逸。
切り返し以降も手首のタメをしっかりとキープしている。
切り返し以降も手首のタメをしっかりとキープしている。
ドライバーでもややハンドファースト気味にインパクトするのは、若手プレーヤーの共通点で飛距離アップのポイント。
ドライバーでもややハンドファースト気味にインパクトするのは、若手プレーヤーの共通点で飛距離アップのポイント。
P9でも前傾角度は維持されている。これによりボールをしっかりとつかまえられる。
P9でも前傾角度は維持されている。これによりボールをしっかりとつかまえられる。

川崎春花(かわさき・はるか)
所属:村田製作所 出身:京都府京都市 生年月日:2003年5月1日 身長:158cm プロ入会日:2022年1月1日(94期生) ツアー通算:3勝

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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