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じつは太いグリップのほうがヘッドが動きやすい!?　クラブ14本、グリップの考え方

じつは太いグリップのほうがヘッドが動きやすい!?　クラブ14本、グリップの考え方

【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2024/07/28　ゴルフサプリ編集部

パターのグリップもアイアンと同じにしてみたら

最後に、パターのグリップのお話にしましょう。
パターのグリップには別のルールがあります。実は、他のクラブのグリップより自由度が高いルールとなっています。

例えば、グリップの上部側は平らになっていても良いですし、グリップ内の太さの変化もある程度大きくなっても良いようになっています。

これらの利点を生かして、パッティングストロークがしやすいものを選ぶことが可能です。
具体的には、パッティングストロークはあまり縦方向にクラブを使わず、ほぼ横方向の動きになるので、それがやりやすい形が良いでしょう。

最近では、太いグリップや長いグリップなども増えており、形も様々で選ぶのが大変ですね！

ですが、ここで、また、つながりのことを考えてみましょう～。

パターといえども、セット内14本のうちの1本ですから、やはり他のクラブから大きく逸脱したグリップはあまりお勧めできないです。

ですから、太くしたとしても限度はあると思います。
また、長いグリップはシャフトの硬さにも影響しますので、パターのシャフトのしなり感を出すなら、あまり長いグリップにしない方が良いと考えてください。

もしかしたら、アイアンと同じグリップを入れた方が良い！　なんて方も少なくはないですし、繊細なタッチを出すために、細めを選ぶ方も多いですね！

一方で、パターのグリップをアイアンよりもうんと太くしたい、重くしたいなど、パターを他のクラブと別物にしたい、と考える方もいらっしゃいます。

そういう考え方ももちろんありますが、これらは調子の悪くなってきたプロが良くやるパターンで、やりすぎるとパッティングイップスに近づいていることもあるので、注意が必要です！

ダグ・三瓶（だぐ・みかめ）ブリヂストンスポーツ、アクシネットジャパンインクと日米２つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。