アマチュアが飛ばない原因のほとんどはアーリーリリース

飛ばすにはヘッドスピードを上げる必要がありますが、腕力でそうするには限界がありますし、仮にできてもスイング軌道が安定しないためジャストミートしにくいというデメリットがあります。ということで、効率よく飛ばすにはクラブに仕事をしてもらうこと。とりわけシャフトのしなりをうまく使うことが不可欠となります。

シャフトのしなりを使うにはダウンスイングでタメを作るのがポイントです。切り返したら手首の角度をキープしたまま体を左に回します。ここでボールを当てに行くと手を使うことになり手首の角度が解けてしまいまう。これがアーリーリリースで、アマチュアの方のほとんどがこうなっています。

タメを作ってリリースを遅らせることができると、クラブヘッドが最後に下りる形になるためヘッドスピードが最大になるタイミングでインパクトできます。また、ギリギリまで手元を低くキープできるので前傾角度が崩れず、手が体に近いところでインパクトできますからエネルギーロスがありません。おまけにスイングの再現性も高い。飛ぶ人は例外なくこれができているのです。

これに対してアーリーリリースになると、インパクトのはるか手前でクラブがリリースされるため、ヘッドスピードが減速過程でインパクトを迎えることになり飛びません。また、リリースが早い分ヘッドが早く落ちますからダフりやすい。それを避けようと手元を上げると体が伸び上がります。つまりダフりもトップも出る。前傾角度をキープして打てないのはアーリーリリースのせいでもあるのです。

アーリーリリースをなくすには左手主導でクラブを下ろしましょう。切り返しで左手親指が上を指す“サムアップ”スタイルを作り、インパクトで左手の甲がターゲットを向くように下ろしてきます。ダウンスイングで左手の甲が上を向いたらアウトです。

練習法としては「左手一本打ち」をおすすめします。ウェッジで15~20ヤード打つドリルを、練習を始める前にやる習慣をつけるといいでしょう。ちなみにアーリーリリースがなくなってタメができると、アイアンのインパクトが自然とハンドファーストになります。

遠藤璃乃
1994年生まれ。東京都出身。JLPGA TCP A級ライセンス、PGA of America Playing Ability Test (PAT)合格。中3年まではテニスに没頭。埼玉栄高校ゴルフ部からキャリアをスタートした。卒業後は米国へ留学して腕を磨くのみならず、ゴルフに特化したトレーニングについても本格的に学ぶ。2017年にはドラコン日本一決定戦 L-1グランプリに挑戦し優勝した経験をもつ。現在は東京都世田谷区のゴルフレンジプラスターでチーフインストラクターを務める。


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