新しいインプレス、ドライバーはカーボンフェース！ ぶっ飛びの予感溢れる発表会に潜入してきた！
ヘッドのポテンシャルを引き上げるカーボンフェース
スペシャルゲストとして登場した契約プロの中村香織。レディスモデルを中心に試打をし、その模様が会場に映し出された。
トークショーでは中村が開発の竹園拓也氏に質問。まさにゴルファーが疑問に思っていることをぶつけてくれたのだった。
中村：フェースがカーボンになるとゴルファーのみなさんが驚くんですが、カーボンフェースって何がいいんですか？
竹園：まずカーボンのパーツを使うことで重量を軽くできます。ヘッド重量がだいたい195～200g、そのうち45ｇほど、約4分の1がフェースの重量だったのですが、カーボンを使うことで軽くできました。軽くしたぶんの重量は何に使えるかというと慣性モーメントを大きくしたり、重心を低くしたり、ヘッドの性能を決める重心の設計をより突き詰めることができるんですね。フェースをカーボンにすることでフェースのヘッドのポテンシャルを格段に引き上げることができるというわけです。
中村：カーボンフェースは軽くて硬いとおっしゃっていましたが、打った感触はボールが食いつく感じで、軟らかく感じたのです。チタンフェースのほうが硬いんじゃないんですか？
竹園：金属フェースはカキーンという硬い音がします。カーボンにはそういった響く特性はなく、音が出てもすぐ消えます。音は金属と比べると静かですが、設計段階から音にはこだわっていて、こういう設計なら心地よい音になるであろうと計算して作っているのです。
中村：え!? それじゃあ、私たちが感じている打感は素材でなくて音で感じているんですか？
竹園：はい、打感はほぼ音と思ってくださっていいと思います。
中村：最後に８軸カーボンフェースと聞きました。なんで8？ 4とかじゃダメなのでしょうか？
竹園：カーボンのシートは基本的には1方向、例えば裂けるチーズみたいに同じ方向を向いています。1軸、十字に重ねて2軸、45度傾けて重ねた3軸、とそういう風に重ねていくとだんだん強度的に弱い部分を補ていけるんですけど、細かく8軸にすることでフェースのたわみとゆがみに均質性ができるというか、どこに当たってもたわみ方にねじれがないようになるのです。
いかがだろうか、なんでドライバーを「カーボンフェース」にしなければならないの？ と思っていた人もこれで疑問がとけたのではないだろうか？
アイアンに続いてドライバーも「ぶっ飛び」の称号を手に入れられそうな予感がするNEW「INPRES DRIVESTAR」。クラブの性能については「GOLF TODAY」、「ゴルフサプリ」にてまた詳しくレポートするのでお楽しみに。
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