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フォーティーン「FRZウェッジ」スピンパフォーマンスの新境地を開拓する本格派ウェッジ!

シリーズ【Re:フォーティーン】【PR】

2024/09/24 ゴルフサプリ編集部

フォーティーン「FRZウェッジ」

スピンパフォーマンスに対する評価が高いフォーティーンから最新作「FRZ」ウェッジが発売された。“FOURTEEN REVOLVE”と銘打ったプロジェクトで生まれた新境地のルール適合スピンウェッジだ。最高レベルのスピンパフォーマンスとはいかなるものなのか? ベテランクラブテスターとしても知られるプロゴルファー・高橋良明がコースに持ち込んでテストした。
写真/相田克己 協力/サザンヤードカントリークラブ

出球の高さに関係なくキュキュッと止まって距離感が出しやすい

設計意図通りの性能をダイレクトにゴルファーに届けるべく、厳しい検査基準を設けているフォーティーン。FRZはフェース面の平面精度、溝精度に新たな品質基準を設け“完璧な溝”のみを出荷しているという。

「構えた時の第一印象は“フォーティーン顔”だなあという感じ。ヘッドはやや丸みがある日本的な形状で、軽くグースがついています。また、海外ブランドのウェッジと違って、いわゆる出っ歯ではなく、リーディングエッジがストレートで目標に合わせやすい。迷うことなくピタッとアドレスできますね。そもそも出っ歯は沈んだボールを拾うためのもの。日本のコースではあまり必要としないので、そのへんも日本的な作りであることを感じさせる要素なんでしょうね」

「打ってみると打感が軟らかく、ボールが食いつく感じがします。ヘッドの軟鉄鍛造は前作と変わりませんが、より軟らかいS20Cという素材を使っているということで、その効果かもしれません。いずれにしてもフィーリングがすごくよくなったと思います。スピン性能も格段に上がっていて、ほぼベタ止まり。出球の高さに関係なくキュキュッと止まってくれて距離感が出しやすいですね。FRZには、S、H、Tと、ソール形状の違う3タイプがありますが、構えやすさ、打感、スピン性能については形状に関係なく、いずれも素晴らしい仕上がりです」

スピン性能はフェース面の平面精度に左右されるという。22年前に生まれたスピンウェッジの「MT-28」以来、平面精度にこだわってきたフォーティーン。そのポリシーはFRZにも連綿と継承され続けた模様。スコアラインのエッジはルールギリギリ、形状、面積ともハイスピンに有効なデザインを追求しているそうだ。加えて、スコアラインの間のレーザーミーリングを追加して溝の作りも極限まで突き詰めた。これにより、ウェット、ラフ、砂などグリーン周りで遭遇する悪条件下におけるスピン性能の低下も抑えている。

球を殺せるウェッジなので、どのソールでも飛びすぎる心配がない

「アプローチでは出球が強いと距離感が合いにくいので、自分の感覚以上にボールが強く出てしまうウェッジは扱いづらいのですが、FRZは初速が出にくいので安心感があります。これは重心がヒール寄りにあるせいだと思います。このようなセッティングだとフェースを開いて打った時に芯を食いすぎません。球を殺せるウェッジなので飛びすぎる心配がないというわけです。いろんなデータが得られ、それを反映させた結果の重心設計なんでしょうね。低い球でもスピンが効くのはこの影響が大きいと思います」

高橋の言うとおり、FRZでは重心をあえて実打点と離してヒール側に移している。目的は操作性を高めることとスピン性能を高めること。とはいえ、操作性と安定性は相反する関係。バランスをとるために、逆テーパーブレード形状のトゥ側をCNCミルドで高精度加工して、最適な重量配分、肉厚設計を施した。逆テーパーブレードからミルドテーパーブレードにすることでスピンパフォーマンスは新境地に踏み出したというわけだ。

「ソール別に見ると、Sソールはスタンダード。バンスが効きやすいのでシンプルに使った方が、いい結果が期待できます。細工せずに打ちたい人にはこのソールがいい。入射角が鋭角でも緩やかでも対応してくれます。Hソールはバンスの効果が得られますから、フェースを開いて使うことが多いタイプのゴルファー向き。どちらかというと鋭角的にヘッドが入る人に向いていると思います。Tソールは、転がしからロブショットまで賄えるテクニカルなツアーソールです。フェースを開かないとバンスが出ないので上級者向きだと思います。選ぶ際の指標になりそうなのはヘッドの入射角。緩やかならS、鋭角気味ならHでしょう」

フォーティーンでは、ソールが様々なサーフェスに当たることで起きるヘッドの推進力(抜けのよさ・加速感)が、ボールにベストなスピンエネルギーを与えるウェッジパフォーマンスの要と考えている。スピンウェッジの変遷で培った経験値をもとにラインナップされたのが3つのソールといえよう。丸みを帯びたラウンドソールで様々なショットスタイルに対応するSソール、最もバウンス効果が得られるHソール。ソール中央に山型の稜線を設けた二面ソールのTソールは、フェースが開きやすいテクニカルな仕様。フェースの開閉やヘッドの入射角に応じたソールセレクトで自分史上最高のスピンパフォーマンスを得ることができそうだ。

試打:高橋良明
たかはし・よしあき 1983年生まれ。東京都出身。2013年プロ入会。ツアーにチャレンジする傍ら、多くのゴルフメディアでクラブの試打を重ねてきたベテランテスター。現在はアマチュアゴルファーの指導に心血を注ぐ。サザンヤードCC所属。

編集後記:あまりにも”ビタビタ”と止めるのでみんなで試してみたら……めっちゃスピンかかる!

高橋プロがいつも以上にスピンの効いたアプローチを連発しているのを見て、編集部員たちも試さずにはいられなくなった。取材の最中ではあったが、一人一球という約束で打たせてもらったのだが……結果は上の写真の通り。プロが打った球の高さとほぼ同じ、しっかりスピンのかかったボールを打つことができた。
動画じゃないのが悔しいところなのだが、本当にやらせなしの一発勝負での連続写真撮影だったので、現場では「おおっ!(嬉)」と歓声が上がったほど。
テクニックがある上級者向けに開発されたFRZウェッジだが、アベレージゴルファーが手を出してもまったく問題ないと思えた。むしろアベレージゴルファーは、普通に打つだけで“激スピン”のアプローチが打てるのだから、楽しくて仕方なくなるはず!
(この時の試打クラブは58度のSソール)

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