1. TOP メニュー
  2. テクニックに効く
  3. 飛距離
  4. えっ! 基本の幅が一番飛ぶ? 飛ばせるスタンスは「肩幅ぐらい」【ゴルフ飛ばしてなんぼ!が出張レッスン!】

えっ! 基本の幅が一番飛ぶ? 飛ばせるスタンスは「肩幅ぐらい」【ゴルフ飛ばしてなんぼ!が出張レッスン!】

ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす! VOL.3

2024/09/30 ゴルフサプリ編集部

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第3回は飛ばせるアドレスの条件がテーマだ。そこで最初に着目してほしいのがスタンス。「両足の間隔と両ツマ先の向きを間違えないことが大事ですよ」と小池はいう。あなたは無造作に立っていませんか?

構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/丸山ゴルフセンター

飛ばせるアドレスは肩幅くらいのスタンス&右ツマ先を軽く開く!

スタンス幅は肩幅が基準。体重配分は左右均等がベスト

遠くに飛ばしてやろう! そう思うと構えたときからパワーがみなぎってきますよね。他人からも見ても飛びそうなアドレスですが、最初に注意してほしいのはスタンスの幅です。

飛ばそうと思うとスタンス幅がかなり広くなるゴルファーの方が多いのですが、あまり感心しません。

カラダの柔らかい人ならOKでも、広すぎるスタンスではカラダが回りにくいのです。腰が回らないから肩も回らない。結果、手打ちとなります。

バックスイングで右足に体重を乗せようとすると上体が右に流れてしまい、軸ブレを引き起こしてしまいます。そして、ダウンスイングでは体重が左足に戻りきらず、回転不足によって手打ちにしかならないのです。

ドライバーショットのスタンス幅は、自分の肩幅くらいか、それよりも少し広いくらいが基本です。

わからなくなったら3回、連続素振りをしてみてください。クラブを気持ちよく振ろうと思えば広すぎるスタンスでは立たないはずです。

連続素振りが飛ばしのスイングの基本ですから、連続素振りをするときのスタンスが自分にとってのベストのスタンスです。

アドレスの体重配分は左右均等、もしくは右足5・5、左足4・5くらいのやや右足体重が目安です。右足6、左足4の割合では極端な右足体重となり、バックスイングで上体が右に流れて、すくい打ちのミスを招きやすくなります。

逆に体重が左足に多く乗るとバックスイングで上体が左側に傾き、上から鋭角に打ち込みすぎてスライスやヒッカケなどが出やすくなります。

広すぎるスタンスは腰や肩が回りにくく、手上げになりやすい。
広すぎるスタンスは腰や肩が回りにくく、手上げになりやすい。
体重移動を使おうして上体が左右に流れてしまうケースも多い。
体重移動を使おうして上体が左右に流れてしまうケースも多い。
スタンスは肩幅か、それよりも少し広いくらいがベスト。体重配分は右足5.5、左足4.5が基本だ。
スタンスは肩幅か、それよりも少し広いくらいがベスト。体重配分は右足5.5、左足4.5が基本だ。
右足体重すぎる構えではバックスイングで軸が右にブレやすい。
右足体重すぎる構えではバックスイングで軸が右にブレやすい。
体重が左足に多く乗った構えでは飛ばしのパワーがたまらない。
体重が左足に多く乗った構えでは飛ばしのパワーがたまらない。

右ツマ先を軽く開いて構えれば深い捻転が作れて飛ばしのパワーがたまる

スタンス幅が自分の肩幅くらいでも、両足のツマ先の向きを間違えると飛ばないスイングとなりますから注意が必要です。

アマチュアゴルファーの多くは、両足のツマ先を真っすぐ前に向けて構えています。もしくは右ツマ先を真っすぐ向けて、左ツマ先を少し開くパターンも多く見ます。

つまり、右ツマ先を真っすぐにセットした立ち方があまりよくないのです。

カラダが柔らかくてバックスイングで深い捻転が作れる人にはよくても、カラダが硬くなったと感じる人にとってはマイナスです。

右ツマ先を真っすぐ向けてバックスイングすれば飛ばしのパワーがたまるような感じがするかもしれませんが、右の股関節がロックされた状態となって腰が回りにくいし、肩も十分に回らないのです。

バックスイングが詰まって窮屈なだけで、捻転不足を引き起こしてしまいます。結果として飛ばせないスイングとなります。

右足のツマ先も軽く開きましょう。両足とも15~20度くらい開いた逆ハの字のスタンスがオススメです。

メリットとしてはカラダが硬い人でもバックスイングで腰を回しやすくなるということに尽きます。

右ツマ先を真っすぐ向けたままでは窮屈感しかなくても、右ツマ先を少し開くことで右ヒザも少し開いた体勢となり、腰の回転を促進するだけでなくカラダの捻転のパワーをしっかり受け止められるようになるのです。

両足のツマ先を15~20度くらい開いた逆ハの字スタンスで構えよう。
両足のツマ先を15~20度くらい開いた逆ハの字スタンスで構えよう。
カラダが硬い人でも腰や肩が回転しやすく、飛ばしのパワーがたまる。
カラダが硬い人でも腰や肩が回転しやすく、飛ばしのパワーがたまる。
左ツマ先を軽く開くのはOKだが、右ツマ先を真っすぐ向けるのは避けよう。
左ツマ先を軽く開くのはOKだが、右ツマ先を真っすぐ向けるのは避けよう。
右ツマ先が真っすぐの構えではカラダの硬い人は腰や肩が回りにくい。
右ツマ先が真っすぐの構えではカラダの硬い人は腰や肩が回りにくい。


ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす!

 シリーズ一覧へ

こいけ・しょうじ

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。

9割のアマチュアが間違えている!「ドライバーのボール位置」左カカト延長線上が絶対なわけではない

毎年たくさんの新しいギアがデビューするゴルフマーケットで自分に合った一品を選ぶのは至難の業。噂に流され手を出したら大...

あわせて読みたい

左手をかぶせて握ってますか? 飛ばしたいならまずこのグリップ!【ゴルフ飛ばしてなんぼ!が出張レッスン!】

飛距離優先型のレッスンで定評の小池正次がレクチャーする「すぐに飛ばせるようになるコツ」シリーズ。第2回は飛ばせるグリッ...

あわせて読みたい

9番アイアンでアプローチスイングをするのが一番!バンカーショットの50ヤード【中井学】

ピンが遠いバンカーショットは距離感を合わせるのにひと苦労だ。でも、もう大丈夫。カンタンにグリーンオンできる打ち方があ...

あわせて読みたい