金谷拓実のパワフルだけど“正確なショット”の秘密は下半身にあり!実はフェアウェイキープ率2位!
先週末に行われた国内男子ツアー『ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント』はプレーオフ1ホール目のバーディパットを沈めた金谷拓実が今季2勝目、ツアー通算7勝目を挙げた。優勝者のスイングを解説する。
強く振っても正確性抜群! その秘密は強固な体幹と下半身にあり!
金谷選手は、それほど上背はないもののスイングはとてもスピーディかつパワフル。そして、フェアウェイキープ率68.356でランク2位(2024.10.8現在)と、正確性は抜群です。
その正確性の鍵となっているのが体幹と下半身の強さでしょう。強いからこそ、パワフルに振ってもスイング軸がブレることなく、安定性の高いショットを維持できると感じます。
アベレージゴルファーはもちろん、たいていのアマチュアゴルファーはバックスイングでは右に、ダウンスイングでは左に頭やカラダが流れてしまいがち。これでは打点が不安定となり、ミスショットを誘発してしまいます。
腕をしなやかに振ったり、カラダを淀みなく回転させたりすることも非常に大切なことですが、スウェーをすると、それらがまったく意味をなさなくなります。
飛距離も正確性もアップしたいと考えているなら、まずは金谷選手をお手本に、スイング軸をしっかりとキープして、クラブをパワフルに振る練習をしましょう。練習を積んで、頭とカラダのムダな動きが抑えられれば、ミート率が高まってナイスショットが増えるはずです。
金谷拓実
かなや・たくみ。1998年05月23日生まれ。身長172cm。アマチュア時代から2015日本アマ優勝、2018アジアパシフィック選手権優勝、そして2019三井住友VISA太平洋マスターズ優勝という輝かしい実績を持つ。今年の「ACNチャンピオンシップ」での優勝でプロ入り後のツアー通算勝利数を6に伸ばした(アマ優勝を含めると通算7勝)。
解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。
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