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【中井学のパッティングレッスン】ショートパットこそボールをボンヤリ見るべし!

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(4)

2024/10/11 ゴルフサプリ編集部

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ショートパットが苦手というゴルファーにぜひとも読んでいただきたい!すぐに実践できる中井学のショートパットのコツ!カップインのポイントはボールの見方にあったのか。
写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ

どこを見るにしてもジーッと見ず、ボヤッと見ておくことがポイント

ショートパットの難しさはカップが見えるところ。アドレスから打つ時までずっとカップが視野に入ってきますから、どうしても気になります。それがピークになるのは打った瞬間以降で、ボールの行方を気にするあまりカップ方向を向く。そうなったら一巻の終わりで、多くの場合ヒッカケて左に外します。

これを防ぐには「頭を動かさない!」とよく言われますが、残念ながらそれでは解決しません。なぜなら原因は頭が動くことではなく、目線が大きく動くことだから。大事なのはボールを追わない、すなわち目の動きを最小限に抑えることです。

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頭を動かさないよう心がけて打っても、目線が大きく動くと結果的に頭が動いて左に打ち出してしまう

中には「そうやっているのにカップインしない」という方がいるかもしれませんね。わかります。それは目を動かさないことによって固定視力を使うことになるから。固定視力を使うと体がどんどん固まって、スムーズにストロークできなくなるんです。

スムーズに動くにはボールにしろ、ボールがあったところを見続けるにしろ、ジーッと凝視しないこと。ボールのあたりを広めにボヤッと見ておき、その景色が変わらないようにストロークする。“パットは耳で聞け”という格言がありますが、まさにそのとおりです。

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ポイントは目線を大きく動かさないこと。ボールやその周辺をボンヤリ見て打ち、打ったあともその景色を見続ける

それでもダメならスパットを見て打ちましょう。ただし、スパット位置の目安はボールから3センチ以内の近いところ。これなら目線は動きません。もちろんボーッと見ておくことはこの場合も同じです。

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スパットを設けるならボールのごく近くに。目安は3センチ以内。プロの多くはその位置にスパットを設定している

さらに付け加えると、ボールの右側ではなく、必ず芯を打つイメージをもつこと。写真のようにロゴや番号が見えるようにボールを置いたとしたら“5”を打つ感じですね。ここまでやれば1メートル以内のショートパットは、かなり高い確率でカップインするようになるでしょう。

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ボールのヨコにパターフェースを当てるのではなく、ボールの芯を打つイメージでストローク。ボールナンバーを上にして置き番号を打つイメージをもつといい
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レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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