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最終日に猛追するも2位フィニッシュ。“フェースの開閉”がよくわかる松山英樹のアイアンスイング連続写真

2024/11/19 ゴルフサプリ編集部

第51回ダンロップフェニックストーナメント最終日、首位に7打差の3位から出た松山英樹は首位との差を縮めてギャラリーを盛り上げるも優勝には届かず2位フィニッシュ。今年もゴルフファンを沸かせた松山英樹のアイアン連続写真を解説。

状況に適したショットを打つにはフェースの開閉度合いを変える技術が必要

先週末に行われた国内男子ツアー『ダンロップフェニックストーナメント』を2位タイで終えた松山英樹選手。下記の連続写真から見てとれることとして、バックスイングではフェースを適度に開き、ダウンスイングではそれを閉じながらインパクトを迎え、フォロースルーではきちんとフェースを閉じていることです。このようにフェースの開閉を使ってボールを打つのはゴルフの大前提。それを確実に行なっているのが、連続写真からはっきりとわかります。とはいえ、いつもこの写真のようにフェースを開閉させて打っているわけではありません。打ちたい球筋よって開閉度合いを変えています。変えるとボールの回転軸の傾きやバックスピン量などが変化するので、状況に適したショットが打てるのです。

ゴルフスクールなどでレッスンを受けたことがなく、SNS等を使い独学でスイングを覚えたアベレージゴルファーは、フェースを開閉させながらボールを打つことをまったく知らなかったり、開閉させる感覚がない人がたくさんいます。これではボールがつかまらず、右へのミスが増えてしまうでしょう。もしあなたが、これにあてはまるようなら、松山選手のようにバックスイングではフェースを適度に開き、ダウンスイングからインパクト、そしてフォローにかけて開いたフェースを閉じながら打つことを学びましょう。フェースの開閉を使えるようになると、いままでより確実にボールがつかまり、ショットが安定することに加えて、飛距離も伸びるでしょう。開閉させるには手首の縦の動き=コック、手首の横の動き=ヒンジを適切に使うことが必要です。腕をネジると必要以上に開いたり、閉じたりするので注意しましょう。

バックスイングのP2ではフェース面がほぼ正面を向いているため、フェースが適度に開いていることがわかる。
背中が目標を向くくらいしっかりとカラダをネジり深いトップをつくっている。
セオリー通り下半身を先行させて切り返すが、上半身はまったく開いていない。
インパクト手前でも腕とクラブの角度が維持されタメがキープされているのが見てとれる。
頭をしっかり残してインパクト。カラダが伸び上がったり、起き上がったりしないから、ミート率も向上する。
フォローでもグリップはカラダの正面から外れない。これはカラダの回転と腕の振りのバランスがとれているからできること。

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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