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ゴルフで帽子をかぶらないのはマナー違反なの? 「かぶった方がいい理由」を解説

帽子をかぶる意味について徹底調査

2024/11/27 ゴルフサプリ編集部 真鍋雅彦

皆さんはラウンドするとき、無意識のうちに、もっといえば何も考えずに帽子をかぶりますよね。なぜ帽子をかぶるのかということについて、深く考えたことがある人はいないと思いますが、果たして、帽子をかぶるのはルールなのかマナーなのか。また、帽子をかぶる意味についても調べてみました。

「帽子をかぶれ」というルールはなし

ゴルフ場に行くと、ほとんどのゴルファーが当たり前のように帽子をかぶっています。帽子をかぶっている人に「なぜかぶっているのか」と尋ねると、「トーナメントに出ているプロたちがかぶっているから」「最初から、ゴルフは帽子をかぶってやるものだと思っていた」「帽子をかぶらないと、何となく落ち着かない」といった答えが返ってきました。

果たして、この帽子、ゴルフにおいては必須アイテムなのでしょうか?

まずルール的な話をすると、「帽子をかぶれ」というルールはありません。無帽だからといってペナルティを科せられることはないのです。実際、トーナメントでも、帽子をかぶらずにプレーをしている選手がたまにいます。

では、マナー的にどうかというと、これも著しくひんしゅくを買うことはないようです。年配ゴルファーの中には、昔から見ている光景とは異なるということでムッとする人もいるようですが、マナー違反には当たりません。
唯一、引っかかるとすれば“ドレスコード”。ゴルフ場の中には、襟付きシャツ着用やGパンNGなどとともに、プレー中の着帽を明記しているところもあるそうで、無帽でプレーをしていると注意を受けるところもあるそうです。
ただ、そういうゴルフ場はごく一部。ドレスコードに明記しているゴルフ場以外では、帽子をかぶっていなくても何ら問題はないということになります。

帽子はケガの予防や、暑さ・寒さ対策にもなる

とはいえ、帽子をかぶることが全く意味のないことかというとそうでもありません。髪型が乱れるなどのデメリットもありますが、「帽子をかぶった方がいい理由」というのがたくさんあります。

第1に、打球事故から頭が守られること。絶対にあってはならないことですが、プレーをしていて頭にボールが当たる可能性がないとはいえません。そういうときに帽子をかぶっていれば、ヘルメットほどではないにしても、多少なりとも衝撃が和らぎます。また、ボールが頭を擦ったときにできる擦り傷なども防ぐことができます。

第2に、熱中症対策になります。頭に直射日光が当たるのを防いでくれる帽子は、夏のゴルフの必需品。特に最近は、熱中症被害が急増していることもあり、ゴルフ場の中には、「絶対に帽子をかぶるように(この場合、サンバイザーは不可)」というところもあるようです。
また、ツバのある帽子をかぶれば、紫外線が目から入るのを防ぎ、疲れを防ぐ効果もあります。

第3に、防寒対策になります。冬ゴルフを経験したことがある人はご存じだと思いますが、ゴルフ場はかなり冷え込みます。特に寒さを感じるのは、頭と首だとか。また、頭から放出される熱は体全体の20%にもなるそうで、帽子なしだと体温がどんどん奪われてしまうそうです。
冬ゴルフでは、保温力の高いウェアを着るのはもちろんですが、寒さに弱い人はニット帽などをかぶり、頭を冷やさないようにすることが大事です。

「それでもかぶりたくない」という人には無理にオススメしませんが、帽子の役割を十分に理解し、これからもお世話になるというのができるゴルファーの“当たり前”だと思いますが、いかがでしょうか?

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真鍋雅彦

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。
1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。

ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。