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インパクトまで「頭はボールの上」と思ってスイング! 打点が安定しない人は試してみて!

2024/11/30 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

スライスしたり、フックしたり、ボールの行方や弾道はみんなとっても気にするけれど、頭が不用意に動くことには無頓着。動けば動くほど、ナイスショットは遠ざかり、スコアもまとまりません。

スイングの精度をアップするには頭をしっかりと固定する意識が必要

安定したショットを打つためには、バランスの取れたスイングが必要です。バランスの取れたスイングとはムダなカラダの動きがなく、スイング軸が保たれたスイングと解釈してください。バランスよくクラブを振るにはスイング中、頭を動かさないことがとても重要。頭を動かさずに振ると、スイング軸となる背骨が前後左右に動かなくなり、より正確で安定したショットが打てるようになります。

スイング中に頭を動かさないためには、アドレスした際の頭の位置を固定する意識をもちましょう。ボールの上に頭をキープする、このような感覚をもちつづけます。スイング中はカラダが回転しますが、そのときも頭はなるべく動かさず、回転に伴って自然と顔の向きが変わるようにすることが大切です。

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アドレスし、その後のフォロースルーまで、視線をボールから外さないことも頭を動かさないためには必要です。視線をボールから外してしまうと頭が動くので注意。初心者はもちろん、ゴルフ歴がそれなりにある人でも、インパクト前に視線がボールから外れてしまい、頭や顔が目標方向を向いてしまう人がたくさんいます。一般的にこのような動作をヘッドアップといい、ヘッドアップすると前傾角度が崩れてカラダが起き上がってしまうため、きちんとミートできなくなります。

ゴルフ歴や腕前を問わず、バックスイングするときに頭が右方向へ動く人はとても多いものです。バックスイングするとき腕とクラブは右方向へ動き、その際に遠心力に似たチカラが生じます。腕の重さとクラブの重さ、そして遠心力様によってカラダが右方向へ引っ張られるため、頭が右へズレてしまうのです。そのためバックスイングするときには下肢や体幹にグッとチカラを入れて踏ん張り、右方向へ引っ張られないようにしましょう。靴の中で足の指を開いて地面をつかむようにしたり、風船を膨らませるときのように腹圧を上げたり、おへその下にグッとチカラを入れたりすることで下肢、そして体幹が安定します。

練習に出かけた際はスイング中に頭が動いていないか、鏡やビデオを使って確認しましょう。また自宅での練習方法として、額を壁などに密着させてシャドースイングをし、頭が動かないように意識しましょう。繰り返しになりますが頭を動かさないことは、ゴルフのスイングにおいてとても重要。地味なこと故、気にしていない人が多いものですが、上達するうえで欠かすことができないポイントです。

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宮川岳也

宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。