12種類以上の金属が配合されたトレリウム・インサート
1997年、タイガー・ウッズはマスターズで初めての優勝を経験しました。この時に使用していたのが、スコッティ・キャメロンのニューポート トレリウムでした。日本では、トレリウムではなくトライレイヤードと呼ばれています。
このパターのフェースを初めて見た時は「ベリリウムカッパーかな?」と思いましたが、12種類もの金属を配合した金属素材(トレリウム)がインサートされています。このトレリウムインサート・フェースは、ソフトな打感が得られると人気になりました。
金属同士を接合することは容易ではなく、金属素材のインサートフェースは4本のマイクロビスで固定され、シリコンが注入されています。バックフェースに白い点が複数あるのですが、それがシリコンです。
パターのフェースに金属を入れるとは、スコッティ・キャメロン氏らしい発想ですよね。
1997年発売の初期モデルは、中古販売相場が3万9800〜1万9800円です。
Newport Teryllium (ニューポート トレリウム)
Newport2 Teryllium (ニューポート2 トレリウム)
Santa Fe Teryllium (サンタフェ トレリウム)
これらの定価は4万円でした。ニューポートのソールに「Tel3」の刻印があるモデルは、通称ソールスタンプと呼ばれ、フェースに刻印があるモデルはフェーススタンプと呼ばれます。
ソールスタンプは生産数が少ないため、一時期、プレミアが付いたこともありました。
1998年には追加モデルとして、以下の3タイプが発売されました。
Newport Teryllium LN (ニューポート トレリウム ロングネック)
Newport Two Teryllium LN (ニューポート2 トレリウム ロングネック)
Del Mar Two Teryllium (デルマー2 トレリウム)
プロトタイプも生産されたかなりレアなモデルで、ソールに「T・3」「Te3」と刻印されています。
このニューポート2 トレリウム プロトタイプは、一時期、40万~50万円の高値で取引されました。
それでは、あなたのゴルフライフに!
Good luck!
中山功一(ナカヤマコウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


