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アプローチのトップは手元の”スライド”が原因! グリップエンドを体の中心に向けたままストロークしてみよう【中井学のアプローチ】

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(14)

2024/12/20 ゴルフサプリ編集部

中井学,レッスン,アプローチ

アプローチのミスでトップが多いという人は”手元(グリップ)”の動きに注意してみてほしい。トップしてしまう時には、手元(グリップ)が横にスライドしていないだろうか。このミスを解消するには、グリップエンドの向きと動きに注意すべきだと中井学は言う。詳しく解説してもらおう。

クラブを短く持ち、上半分を左腰に当てたままインパクト&フォロー

ピンまでの距離が丁度よかったり、ボールのライなどがいい時ほど想定外のミスが出るのがアプローチ。トップとダフりはその最たるものですが、今回はトップについてお話ししましょう。

原因は目標に気持ちが飛んでヘッドアップするなどいろいろですが、ストロークにフォーカスすると、インパクト~フォローで手元が目標方向に出ています。本来はクラブヘッドが出ていかないといけないのですが、手元がスライドしてこのような動きになっているのです。

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トップの原因は手元が目標方向に出てしまっていること。本来はヘッドがその方向に出ないといけない。

ということで、手元をスライドさせなければトップしません。対策としてはグリップエンドを意識してみる。スライドするということはテークバックやフォローでグリップエンドが体の幅からハミ出して平行移動する格好になっていますから、常にグリップエンドが体の中心を向くように、体の回転でストロークするのです。

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トップする人はダウンスイングからフォローでグリップエンドがスライド(平行移動)しているので、グリップエンドを体に向けたまま動く。

イメージドリルとしては、下の写真のようにクラブの上半分が体の左サイドに当たるくらい短く持ちます。この構えからアプローチするイメージで「右→左」と体をターンさせます。インパクトからフォローでクラブが体の左サイドから離れてしまうのがトップする形。インパクトからフォローで、クラブが体の左サイドに着いたまま動ければOKで、この動きをアプローチに反映させればトップしません。

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半分ほどの長さにクラブを持ち、グリップ側を体の左サイドに当ててアドレス。インパクトからフォローでクラブが体から離れないように振る。

また、トップはすくい打ちによって出ることもあります。ボールを上げようとして下からすくうようにヘッドが動き、ボールの手前の地面にワンタッチしてからヒットするパターンですが、これはトップと言うよりはダフり。結果はトップでも症状はダフりなので次週に解説します。

中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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