ミスショットに直結しやすい！ ダウンスイングで気をつけたい4つのNG動作と解決法
100切りできないゴルファーあるある。 その4 ダウンスイング編
昨年末から数回にわたり100切りできないアベレージゴルファーの特徴＝あるあるを紹介していますが、4回目となる今回はダウンスイングについて。以下に紹介するダウンスイングはミスショットを招きやすいものなので、さっそくチェックしてみよう！
インパクトに直結するダウンスイングの良し悪しは、ショットの成否を大きく左右する
ダウンスイングの軌道がアウトサイド
ダウンスイングでクラブがアウトサイド軌道で下りてくる人はとても多いです。100パーセントという訳ではありませんが、この軌道で下りてくるとインパクトでボールがしっかりつかまらず右方向へプッシュアウトしたり、右へ曲がるスライス弾道になることが増える傾向があります。
アウトサイドからクラブを下ろす人は、主に手や腕だけでクラブを下ろす（振る）タイプがほとんど。修正するにはセオリー通りの「下半身リード」でダウンスイングを開始するように心がけましょう。クラブがトップへ収まる少し前に、左足を踏み込んだり、腰をわずかに左へスライドさせたりして、ウェイトシフトを行うことがポイントです。
ダウンスイングの軌道がインサイド過ぎる
ダウンスイングでクラブが極端にインサイドから下りてくる人も、実はけっこういます。このタイプはアウトサイド軌道同様、右へプッシュアウトすることが多々あります。さらにアタックアングル（入射角）が鈍角になり過ぎる傾向があるため、ダフりに悩む人も比較的多めです。インサイド過ぎる人は切り返したあと、クラブが寝てしまうタイプがほとんど。
修正する方法はいくつかありますが、まずはややアップライトにバックスイングし、そのままクラブを立てて下ろす練習をしてみましょう。スイングのイメージは女子プロの笠りつ子選手や堀琴音選手。球筋のイメージはスライス系がおすすめです。こういったイメージで練習を重ねれば、少しずつですがクラブが寝る動きが改善されてくるでしょう。
カラダが右へ傾いたダウンスイング
ダウンスイングでカラダが右へ傾き過ぎてしまう人もわりと多いものです。傾き過ぎるとフェースが開いたインパクトになりやすく、そのせいで右へのミスが増える傾向があります。またクラブヘッドがボールの手前に落ちやすくもなるため、ダフりのミスも増えてしまいがち。いろいろなタイプがあるため十把一絡げにはできませんが、傾き過ぎる人はカラダの左サイドが伸び上がる動きが強かったり、すくい上げるようなスイングをする人によく見られます。こういった動作を修正するひとつの方法として、前傾した背骨の角度に対して、肩を水平に回してスイングする意識をもつのがおすすめです。
体重移動不足のダウンスイング
ダウンスイングで左脚へ体重が移らず、右脚に残ったままになる人もけっこうたくさんいます。体重移動＝ウエートシフトがうまく行えないと、スイング軸が右に傾いてボールの手前にヘッドが落ちたり、インパクト前後のクラブヘッドの軌道がアウトサイド・インになって極端なスライスを招いたりするものです。ウエートシフトをきちんと身につけるには、もっともポピュラーなドリルの「ステップ打ち」がおすすめです。バックスイングするときに右脚に体重を乗せ、ダウンスイングするときには左脚を踏み込んでスイングします。このドリルは一般的かつ普遍的ではありますが、とても効果的なドリルです。ぜひ試してみましょう。
宮川岳也（みやかわ たけや）
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。
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