シーズン2戦目 フルフィールドの“開幕戦”で山下が好発進

先週のツアー初戦は過去2年の優勝者のみが出場できるエリート大会でした。
今週は前年のポイントランキング上位80位以内の、いわゆる「シード選手」に加えて下部ツアーやQシリーズ(予選会)上位選手にも出場枠が広がる「フルフィールド」大会の初戦となります。
その初日に山下と岩井姉妹の3人がLPGAツアーメンバーとして本格デビューしました。

Qシリーズを1位で通過した山下は、風が強い中でのプレーもフェアウェイを外したのは2回だけと持ち前のショット力を発揮して4バーディー、1ボギー。より風が強くなった後半に3バーディーを奪い「明日(2日目)につながる」と意気込みを語りました。

岩井千怜はフェアウェイキープ率100%

88位と出遅れた岩井千怜ですが、スタッツを見るとフェアウェイキープ率は100%。平均飛距離も272ヤードを記録しました。
ちなみにこの飛距離を同じフロリダ州で開催された先週の開幕戦に当てはめてみると、3位に相当。270.75ヤードだった女王のネリー・コルダを上回ります。
2日目も、飛んで曲がらないゴルフで予選通過を果たしたいところです。
岩井明愛は、日本勢で最も遅い午後1時12分のスタートということで風の影響を最も受け、フェアウェイキープ率35.7%(5回)。パーオン率も44.4%(8回)と苦戦しました。

この日の日本勢は28パットの笹生優花(1オーバー、72位)以外はパット数が30オーバーでした。
特にルーキーたちにとっては日本にはあまりないバミューダ芝のグリーンに苦戦しているようです。
開幕戦もバミューダ芝でしたが、混ぜている芝種が違っています。
2アンダーで22位の竹田麗央が32パットを記録したのもこれが原因かもしれません。

3年目の初Vめざす勝が安定のゴルフで好発進

グリーンを外したのは2回だけ。4バーディー、ノーボギーの安定したゴルフの勝が首位と2打差の6位で発進しました。
勝よりも上位の5人でボギーなしは一人だけ。この日のラウンドを「パットに助けられた」と話しましたが、スコアを落とさない粘りのプレーが続けばLPGAツアー3年目の初優勝も見えてきそうです。

今シーズンは総勢13人のはずが12人 馬場咲希は…

今シーズンLPGAツアーに参戦する日本勢は13人。今大会に出場したのは12人で馬場咲希の名前がありませんでした。
大会のエントリーリストを見ると120人の120番目となっているのがQシリーズで馬場と同じ24位タイのモダミー・ルブランという選手です。
5ラウンドで6アンダーのスコアは同じですが、最終ラウンドのスコアが馬場より2打良かったために優先順位が上となり、ぎりぎりで出場することができました。
男子のPGAツアーも同様ですが、予選会を通過してメンバーになったからといって試合の出場が保証されているわけではない、厳しい世界です。

(文/森伊知郎)