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マネジメントの基本は逆算のゴルフ。最初の一歩は「どこからティショットを打つ」を考えることから

スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント Season2 VOL.01 マネジメント編

2025/02/24 ゴルフサプリ編集部

多くの読者に好評の90切りのためのゴルフ学もカラー化にリニューアル。マネジメントのコーナーはトーナメントでお馴染みの清水重憲キャディに新登場願った。
ゴルフトゥデイ本誌633号/92〜93ページより
取材・構成・文/三代 崇 イラスト/庄司 猛

ピンから逆算して攻略プランを練る習慣づけから始めましょう!

ティアップする場所選びにも注意の目を向ける

コースマネジメントの基本としては、ホールのシチュエーションに合わせていかにショットをつなげていくかに尽きると思います。リスクを避けてセーフティに攻めてスコアを作るわけですが、ピンから逆算して攻略プランを練ることが重要です。

大抵のアマチュアはティショットを打つとき、フェアウェイの真ん中しか狙いませんが、プロたちはフェアウェイを半分に分けて右サイドと左サイドのどちら側に打つかを決めています。パー4ホールでいえばピンの位置が右の場合はフェアウェイの左、ピンが左ならフェアウェイの右に打つのが鉄則です。2打目で少しでもグリーンの面を広く使いやすく、かつピンを攻めやすい状況を作り出すためにフェアウェイの対角線に打つわけであって、これはピンから逆算の思考なのです。

ピンの位置が右ならティショットをフェアウェイの左サイドに打っておけば2打目が心理的にも攻めやすくなる。ティアップの場所にも気を配り、ストレスや不安をできるだけなくそう。
ピンの位置が右ならティショットをフェアウェイの左サイドに打っておけば2打目が心理的にも攻めやすくなる。ティアップの場所にも気を配り、ストレスや不安をできるだけなくそう。

逆算のゴルフがマネジメントの基本。ピンの位置から攻略プランを立てよう

そのためにはティショットをどこから打つかも大切なポイントです。横幅が10ヤード以上のところもあれば、5ヤードくらいしかないところまでまちまちですが、スペースを右端、真ん中、左端と3つに分けるとすれば多くのゴルファーは真ん中に立とうとします。でもプロや上級者はティーイングエリアのどこに立てばフェアウェイが広く見えるのか、ハザードを避けやすいのか、あるいは視界的に安心感が出るのか、などを確認してからティアップの場所を決めているのです。

ピンの位置が左でティショットをフェアウェイの右サイドに運んでおきたいなら、ティーイングエリアの左端寄りから打つのがセオリーといえますが、必ずしもそうとは限りません。ゴルファーの球筋とか見た目の感覚や考え方は人それぞれですから、「ここからなら打ちやすそうだな」と自分の直感で判断するのがベストだと思います。

攻略プランを立てても狙いどおりにいかないことが多いでしょうけれど、ホールごとに作戦をしっかり練るのもゴルフゲームの醍醐味です。ワンランク上のゴルファーを目指すためにもぜひ習慣づけてください。


清水重憲

清水重憲(しみず・しげのり)
1974年生まれ、大阪府出身。97年にプロキャディとなり、谷口徹、上田桃子、イ・ボミらの賞金王、賞金女王獲得に貢献するなど第一人者として活躍。プロキャディ最多の通算40勝を誇る。


スコア80台でラウンドするためのゴルフ学


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