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ヘッドスピードを上げたいなら腕の力は抜く! 体の回転でロープを引っ張るようにテークバックしよう【辻村明志】

名コーチたちが教える飛ばしのテクニック/辻村明志コーチ(3)

2025/03/03 ゴルフトゥデイ 編集部 野崎康弘

「飛ばない人たちはテークバックの段階から力が入っています」とは辻村明志コーチの指摘だ。その傾向がある人は腕や手を使わず、カラダの回転でクラブを上げることを心がけよう。

取材・構成・文/三代 崇
写真/小林 司 協力/丸山ゴルフセンター
ゴルフトゥデイ本誌No.633より

テークバックの始動はロープでスイングするイメージがいい

テークバックの初期は腕の振りを意識しない

テークバックから力が入ってしまうとバックスイングが性急になり、打ち急ぎにつながります。テークバックの段階では腕を振ることは意識しないで、カラダの回転でクラブをやわらかく上げていきましょう。手先よりもお腹を先に右に回転し、クラブヘッドを引きずるような感覚で上げるようにしましょう。

それは両手にロープを持って素振りすると体感できます。手先を先に動かさずに、お腹の回転によって両腕が連動し、ロープが遅れて上がっていく。そんなイメージです。私がコーチしているプロや練習生たちにもデータ分析で説明するのですが、腕に力を入れて振るのと入れないで振るのとではどっちが速く振れるかといったら、力を抜いたほうが絶対にヘッドスピードが上がります。

またロープを使った素振りの感覚で、テークバックで余分な力を抜けばトップで自然に間ができ、飛ばせる体勢が作られます。

両手の力を抜いて、カラダの回転でテークバックを始動させる。
両手の力を抜いて、カラダの回転でテークバックを始動させる。
手でクラブを勢いよく上げてはスイングの軌道が安定しない。
手でクラブを勢いよく上げてはスイングの軌道が安定しない。

ロープで素振りしてみよう

ロープを両手に持って素振りする練習がオススメ。カラダの回転が先行し、ロープが遅れて上がっていくイメージや、ロープが背中に当たったところでトップの間が作れることが体感できる。
ロープを両手に持って素振りする練習がオススメ。カラダの回転が先行し、ロープが遅れて上がっていくイメージや、ロープが背中に当たったところでトップの間が作れることが体感できる。
つじむら・はるゆき

◎レッスン
辻村明志
つじむら・はるゆき/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。日大ゴルフ部を経て2000年プロ転向。アジアンツアー転戦の経験を積んだ後、ティーチングプロに転身。現在は吉田優利、六車日那乃らのツアープロを指導。

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