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飛ばしで大切なのはしっかり振り切ること! だから「シャフトの面で風をつかまえる」ようにスイング【辻村明志】

名コーチたちが教える飛ばしのテクニック/辻村明志コーチ(1)

2025/03/01 ゴルフトゥデイ 編集部

辻村明志

辻村明志コーチは開口一番、「飛ばしにはシャフト面を意識してしっかりスイングすることに尽きます」。そもそもシャフトに面ってあるの? と思いきや、納得のアドバイス。

取材・構成・文/三代 崇
写真/小林 司 協力/丸山ゴルフセンター
ゴルフトゥデイ本誌No.633より

「シャフト面」で風をとらえるイメージで飛ばす!

面をキープすればフェースの芯に当たりやすくなる

飛ばしで一番大切なのは、クラブをしっかり振り切ること。ボールを打つ時よりもクラブのみを振るほうがヘッドスピードは断然速いですから、プロやプロを目指している練習生たちには無呼吸で5回の連続素振りを5セットなど素振りの練習を多く課しています。

ところが速く振っているのに飛ばないという人が結構いて、それは「シャフトの面」が逃げてしまっているからです。そこでウチワを用意。7番アイアンなどのシャフトにフェース面とウチワの面が揃うようにガムテープで貼り付けて固定し、素振りしましょう。

アイアンのグリップの先のシャフトにウチワをガムテープで巻いて固定する。
アイアンのグリップの先のシャフトにウチワをガムテープで巻いて固定する。

ポイントは切り返しの段階からウチワの面で風を感じるように振ること。面で風をしっかりつかまえるイメージです。ウチワの面が変わると風を感じなくなります。つまり風がつかまっていないわけで、これはシャフトの面がネジれていることを意味するのです。

シャフトは棒ですが、シャフトにも面があると考えて、シャフトの面で風をつかまえるくらいの気持ちでスイングしましょう。スピードを上げる練習ではありませんが、いくら速く振れても面が逃げたら飛ばないことを理解してください。面で風をつかまえる感覚がつかめたらミート率が劇的にアップし、ドライバーの飛距離が15~20ヤードは伸びるはずです。

シャフトの面がよじれると風がつかまらない(左)。シャフトの面で風をつかまえるイメージで振る(右)。
シャフトの面がよじれると風がつかまらない(左)。シャフトの面で風をつかまえるイメージで振る(右)。

ウチワの面がズレないようにスイング練習

ウチワの面を目標に真っすぐ向けてアドレス(左)。腕や手を使わずカラダの回転で上げていく(中左)。ウチワが左ヒザの上を通過するところがマックスのパワー(中右)。面でつかまえた風を目標に真っすぐ押し出すイ
ウチワの面を目標に真っすぐ向けてアドレス(左)。腕や手を使わずカラダの回転で上げていく(中左)。ウチワが左ヒザの上を通過するところがマックスのパワー(中右)。面でつかまえた風を目標に真っすぐ押し出すイメージ(右)。

切り返しの段階から風をつかまえる

トップから振り下ろしてすぐにウチワの面で風を感じるように振り下ろすのが大事なポイント。
トップから振り下ろしてすぐにウチワの面で風を感じるように振り下ろすのが大事なポイント。
フォロースルーでウチワの面を返しすぎるのもNGだ(左)。面が開いてしまうのはシャフトの動きがネジれている証拠(中)。カラダが早く開くとウチワの面がズレて風を感じにくい(右)。
フォロースルーでウチワの面を返しすぎるのもNGだ(左)。面が開いてしまうのはシャフトの動きがネジれている証拠(中)。カラダが早く開くとウチワの面がズレて風を感じにくい(右)。
つじむら・はるゆき

◎レッスン
辻村明志
つじむら・はるゆき/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。日大ゴルフ部を経て2000年プロ転向。アジアンツアー転戦の経験を積んだ後、ティーチングプロに転身。現在は吉田優利、六車日那乃らのツアープロを指導。

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