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バックスイングで左ヒジを無理に伸ばしてない? 飛ばすなら90度曲げてもOKです!【飛ばしてなんぼ!】

ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす! VOL.26

2025/03/10 ゴルフサプリ編集部

左ヒジを曲げるというよりは、左腕をたわませる意識を持つのがベスト

バックスイングで左ヒジを曲げると左腕がラクに感じられますが、肩も腰も回っていないバックスイングはダメです。手上げにならないように、そこは十分に注意すべきポイントです。

左ヒジが90度近く曲がってもカラダがしっかり回転していればいいのですが、左ヒジを曲げることでトップのポジションで両手の位置がカラダに近づいてきます。

これが何を意味するかというと、アドレスでの両腕の三角形が崩れてしまうことになります。アドレスでは両腕を自然に伸ばして構えますから、真正面からはキレイな二等辺三角形に見えますよね。

バックスイングではこの三角形をなるべくキープするのが軌道の安定につながりますから、左腕をなるべく伸ばしておくのがいいといわれます。
実際は右ヒジが自然にたたまれますから三角形をキープするのは無理ですが、三角形をできるだけ崩さない意識を持つのがベターといえます。

小池正次
手上げになってカラダが回っていないトップでは飛ばない。

じゃ、やっぱり左ヒジを曲げちゃダメなんじゃないの!? と矛盾しているように思いますよね。そうではなくて、トップからは崩れた三角形をもう一度伸ばしてインパクトを迎えなくてはならないということです。

バックスイングで左ヒジを曲げる、“ヒジコック”を使う以上は、アドレス時の三角形をインパクトで再現するイメージをしっかり持ちましょう。ですから不安要素もあるわけで、本当は飛ばしの要素ではないことも理解してください。

私自身も左ヒジを曲げることはあまり口にはしませんし、カラダが硬くてどうしても回らないという人への究極の策としてアドバイスしています。左ヒジを曲げるというと抵抗を感じる人でも、左腕を少したわませるイメージなら馴染みやすいでしょう。

小池正次
アドレスで両腕を自然に伸ばし、両腕と両肩の三角形をイメージする。
小池正次
左ヒジを曲げると両手がカラダに近づくため、三角形の崩れが大きくなる。
小池正次
ダウンスイングからインパクトで、アドレスの三角形を再現する意識を持とう。


ゴルフコーチ・小池正次がわかりやすくレッスン|月1〜2回の練習で飛距離を伸ばす!

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こいけ・しょうじ

小池正次
こいけ・しょうじ

1966年12月28日生まれ、北海道出身。JPDA(日本プロドラコン協会)ツアープロ。ドラコン公式記録は370ヤード。2020年からYouTube『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』を配信開始し、現在フォロワーは22万人を超える。関東と北海道を拠点に多くのアマチュアをレッスンしている。親切で分かりやすい指導法で人気。2024年5月、丸山ゴルフセンター(千葉県船橋市)にゴルフスタジオ『ゴルフ飛ばしてなんぼ!』をオープン。

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