「集中力が続かないせいか突然ミスが出始めてしまいます」

A.「1ホールの休憩を入れてみれば集中力回復のコツがつかめます!」

心を一度休ませるのがオンとオフの上手な切り替え

プロや上級者たちがほとんどミスをしないのは、18ホールずっと集中力をキープしているからだと思うかもしれません。実際はそうではなくてボールを打つときだけ集中し、それ以外の時間はリラックスしています。気持ちのオンとオフを上手に切り替えているのです。

ところがミスが出だして、そこからミスが続いてしまうと自分の感覚がマヒして集中力どころではなくなってしまいますよね。90切りを目指しているゴルファーも、そんなことがよくあるでしょう。これを解決するには「集中力の体力」を維持するコツを知るのが一番です。

初心者の方のラウンドレッスンに帯同したときの話ですが、最初の4〜5ホールはまずまずのプレーができていても次第に疲れてくると、もうゴルフにならないわけです。そこで、「このホールはお休みしましょう」といって休ませたのです。そうやって「休み」を入れると次のホールから不思議なくらい回復するのですね。コンペとかでなければ、ちょっと集中力が途切れそうだなと思ったら休むことも大事だと私は思います。

18ホール回らなくても1番から4番までプレーして5番で休んで6番からプレー再開という具合に、1ホール休むことがオススメです。集中力が切れてミスが続いているのに、そのまま休まないでプレーを続行していると余計に疲れるし、呼吸が浅くなって視野も狭くなってきます。何もいいことがないわけです。

1ホール休んでいる間は景色を楽しんだり、他人のプレーを見たりすればOK。客観的に見ることで様々な気づきも得られます。完全に1ホール休む体験をしておくと、自分なりに心を休ませるコツがつかめます。そうした経験を積めば18ホールずっと休まないままでも、気持ちのオンとオフの切り替えがうまくできるようになり、集中力をキープしやすくなります。疲れて仕事がはかどらないときだって集中力が落ちたままの1時間よりも、1時間の休憩や仮眠をとったほうが効率は上がるでしょう。それと一緒です。


北野正之(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


スコア80台でラウンドするためのゴルフ学


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