クロスが直らない人はダウンスイングに目を向けた方がいい
レイドオフはスイング作りの過程で出てくるワードの一つです。スイングを後方から見た時に、トップでクラブヘッドが飛球線より左方向を指している状態を指し、レイドオフになるとトップでフェースが斜め上を向きます。
アマチュアの中には、レイドオフを目指してスイングを作っている方がたくさんいます。特にツアープロの美しいスイングをお手本にしている50代以上のゴルファーにこの傾向があるように感じますが、そんな方の中には、必ずしもレイドオフにこだわらなくていい人も一定数います。
そもそもレイドオフは、バックスイングからトップに至る過程で、右上腕が外に回る“外旋”をすることによって作られます。パットのように、体と腕が連動してテークバックしたのちに、右上腕が外旋した結果できる。これが正しい順番です。
レイドオフを目指す人のほとんどは、トップでクラブがクロスしています。それを嫌ってレイドオフを試みているのだと思いますが、勘違いしていただきたくないのは「クラブクロス(シャフトクロス)=悪」ではないことです。
トップでクロスしてもダウンスイングで右ワキが締まり、インサイドからシャローにクラブが下りれば何の問題もありません。フレッド・カプルスや横峯さくらプロのようにですね。
レイドオフを意識するあまり、テークバックを極端にインやアウトに上げたり、手だけでクラブを上げるのは逆効果で、クロスが助長されたり、ダウンスイングでクラブが立って外から下りる、アウトサイドスティープになるリスクが高くなるだけです。心当たりのある方は、レイドオフを目指すよりダウンスイングに目を向けましょう。
勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。




