あおり運転ならぬ“あおりプレー”にご用心! 人のフリ見て我がフリ直せ
前方はしっかり確認。バカッ飛びにも注意
打ち込みのもう1つのパターンは、故意ではなくて打ち込んでしまうケースで、これはさらに2つに分かれます。1つは、前の組のプレーヤーがいないと思って打ってしまうパターンです。
キャディ付が当たり前だった時代は、キャディさんが打てるかどうかの判断をしてくれていたのですが、セルフプレーの場合は、自分で判断しなければいけません。真っ直ぐでフラットなホールであれば前の組のプレーヤーを確認できますが、ドッグレッグや打ち下ろしなどでは確認できないことがあります。ほとんどのゴルファーは、カートに備わっているナビ画面で前の組のカート位置を確認していると思いますが、カートだけが前に進み、プレーヤーがカートよりも後ろでプレーしている場合もあります。多少時間がかかっても構わないので、安全を優先してください。
故意ではないパターンのもう1つは、自分が思ったより球が飛んでしまうケースです。これは進化中のゴルファーに多いのですが、自分ではこれぐらいの飛距離だろうと思っていてもビシッと芯に当たり、タイミングもドンピシャで自分でも驚くぐらいバカッ飛びをすることがあります。だから、「多分大丈夫」というのは危険です。
できれば自分だけで判断するのではなく、同じ組の人にも確認してもらうように。4人いれば、最低でも1人くらいは慎重派がいるもの。その人が「OK」というまで待ちましょう。
もし過って打ち込んでしまった場合は、すぐに謝罪を。前の組が遠くにいる場合でも、帽子を取って頭を下げれば気持ちは伝わるはずです。

真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。

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