マキロイVSスポーンのプレーオフのみが月曜日に行われる

PGAツアー通算28勝目を挙げて「マスターズ」へ弾みをつけたいマキロイと、2022年の「バレロ・テキサス・オープン」以来のPGAツアー2勝目を狙うスポーン。

35歳でPGAツアー通算出場数は261試合目のマキロイと、34歳で228試合目のスポーン。似ているようで似ていないキャリアを積み上げてきた両者の対決は16~18番ホールの合計スコアで争われました。

前日とは風向きが逆になる条件で、16番パー5は2オンに成功したマキロイがバーディーでスポーンはパー。
浮き島グリーンの17番パー3はスポーンのティショットがキャリーでグリーンをオーバーする池ポチャでトリプルボギー。マキロイもスリーパットのボギーでしたが、3打の差がついて18番パー4へ。
二人ともティショットは右に曲げ、4打でグリーンオン。マキロイが1メートルのボギーパットを決めて勝負がつきました。

「第5のメジャー」で勝つと「マスターズ」では…

マキロイは「第5のメジャー」とも呼ばれるPGAツアーのフラッグシップ大会で勝ったことを、3週間後に迫ったメジャーの「マスターズ」につなげたいところです。

昨年はスコッティ・シェフラーが「プレーヤーズ選手権」と「マスターズ」の両方で優勝しているだけに二つの大会は相性がいいのかと思いきや、同一年に両大会で勝っているのは2001年のタイガー・ウッズと二人しかいません。
同一年に限定しなくても、21世紀以降で両方に勝っているのはウッズ、シェフラーの他にアダム・スコットとフィル・ミケルソンの4人しかいないのです。

そこで「プレーヤーズ選手権」が5月の開催から3月に戻った2019年以降で「マスターズ」優勝者の成績がどうだったのかを振り返ってみます。

前述のように昨年はシェフラーが両大会で優勝しましたが、一昨年のジョン・ラームは、第2ラウンドのスタート前に体調不良で棄権しています。2022年にも「マスターズ」で勝っているシェフラーは「プレーヤーズ選手権」は55位でした。

その前年、2021年にアジア勢として初めて「マスターズ」で優勝する快挙を達成した松山英樹は「プレーヤーズ選手権」では予選落ちしています。
2020年はコロナ禍の影響で「マスターズ」は11月に開催され、「プレーヤーズ選手権」は初日で中止となりました。
2019年に「マスターズ」5勝目を挙げたウッズは「プレーヤーズ選手権」は30位となっています。

やはり「プレーヤーズ選手権」優勝者は「マスターズ」でも好調

まさか「マスターズ」で勝つためには「プレーヤーズ選手権」では好成績ではない方がいいのでしょうか?
そこで今度は「プレーヤーズ選手権」優勝者の「マスターズ」での成績をチェックしてみます。

繰り返しになりますが、昨年のシェフラーは優勝。一昨年もシェフラーで「マスターズ」は10位でした。
2022年のキャメロン・スミスは3位。
2021年のジャスティン・トーマス。2019年のマキロイは21位でした。
比較的上位になっていることからすると、やはり「プレーヤーズ選手権」で勝った好調や勢いを維持していると思われます。

マキロイが「マスターズ」前に2勝するのは初! ついにキャリアグランドスラム達成か

2月の「AT&Tペブルビーチ」に続く優勝でPGAツアー通算28勝目となったマキロイが、4月の「マスターズ」前に複数回優勝したのは今回が初めてです。

2011年の「全米オープン」でメジャー初制覇し、翌年には「全米プロ」で優勝。2014年に「全英オープン」を制してキャリアグランドスラムに王手をかけてから11年。ついに悲願達成となるか来月の「マスターズ」が今から楽しみです。

(文・森伊知郎)