ワイドスタンスにしたら本当に飛ぶようになるの? プロと一緒に検証してみた!

ゴルフサプリで連載中の【内海大祐のゴルフ研究室】で「歳をとったらワイドスタンス!? 狭いより広いほうが飛ぶ!」は本当に本当? 本当ならぜひ取り入れたい! ということで、高橋良明プロと一緒にトラックマンを使って測定検証してみた!
撮影協力/TIME ZIPS 24(東京・西東京市)
ワイドスタンスにして素振りから検証スタート!
ワイドスタンスにすることで飛ぶようになるのか? 「歳をとったらワイドスタンス!? 狭いより広いほうが飛ぶ!」という記事の中で内海大佑プロは、
『スタンスを広くするメリットは、体重移動がしやすく、体の回転がやりやすいことです。スタンスが狭いより広いほうが体の回転の中心軸から足が離れますよね。離れれば離れるほど、テークバックでは右の股関節に体重移動をしていく時間が長くなります。普通に股関節に乗せているのに、体のターンもしっかりされてしまうということです』(内海プロ)
と言っていたが、体を回しやすくなるって本当? まずは、これを確かめるために、高橋良明プロと一緒に普段よりも1足分ワイドスタンスにして素振りをして、どんな違いがあるかを確認してみた。

歳をとったらワイドスタンス!? 狭いより広いほうが飛ぶ!【内海大祐のゴルフ研究室】
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ゴルフサプリ ワイドスタンスにして素振りをしてみましたが、普段よりも体が回ります。下半身が動きにくくなった分、無意識に上半身を捻転させようとしているのでしょうか。
高橋 内海プロが『スタンスが広くなると体の回転の中心軸から足が離れるので、右の股関節に体重移動をしていく時間が長くなる』と言っていましたよね。それが、無意識に上半身を捻転させようとしている、と感じさせるのでしょう。また、内海プロは記事の中で『体を使えるようになった。その結果ボディスイングになり、手打ちまでも直ったということです』とも言っていましたが、体が使えるようになった、使わないと捻転ができないから、体が回るようになるんです。
ゴルフサプリ ワイドにすると下半身が動きにくくなるから、上半身の捻転もしにくくなっちゃうのかと思っていたんですが、逆なんですね。
高橋 他にも良いことがあります。テークバックでヒザが右サイドに流れちゃう人なんかは、自然と踏ん張れるので下半身が安定します。
ゴルフサプリ もしかして、普段よりも勢いをつけるなどして、テークバックのスピードを速くしたら、もっと捻転できるようになったりしますか?
高橋 それはちょっと危険ですね。なぜなら“手上げ(手打ち)”になっちゃう可能性が高いからです。勢いをつけたりせず、体(上半身)をしっかり回すことを意識したほうがいいですよ。

ゴルフサプリ トップ、ダウンスイングからフォローにかけては、体重移動が大きくなりますね。これも体が勝手に反応した気がします。
高橋 積極的に動かないとスクエアなインパクトができない、アドレスの位置に戻れないと感じるからでしょうね。ただ、実際にボールを打つとわかると思いますが、より意識的に左サイドに積極的な体重移動をしないと、確実に右足に体重が残ってしまいます。
ゴルフサプリ 特別にダウンスイングやフォローを変える必要はありますか?
高橋 それはないです。体重が右足に残りがちにはなるので、インパクトがアッパー気味になってしまいますが、しっかり体重を左サイドに持っていければ大丈夫です。
ゴルフサプリ この体重移動、体をめっちゃ使うのでけっこう疲れますね。
高橋 それだけ体重を乗せたインパクトができるということなので、当たれば飛びますよ。
ゴルフサプリ では、本当に飛ぶのかどうか、トラックマンで測定してみましょう!

プロとアマチュア編集部員がワイドスタンスで飛距離を測定
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