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前週予選落ちは吉兆!?「マスターズ」松山英樹の2勝目はあるか? データで検証してみた

予選落ち後オーガスタ入りして練習ラウンドをこなした松山。(写真は2025年マスターズ 撮影/Getty Images)
メジャーの今シーズン初戦「マスターズ」は10~13日の4日間、アメリカ・ジョージア州のオーガスタナショナル・ゴルフクラブで開催される。2021年に続く大会2勝目が期待される松山英樹は前週のトーナメントで予選落ちしているが、これはむしろ吉兆かもしれない。過去のデータなどを基にその根拠を紐解いてみる。
89回目の「マスターズ」 2勝以上は過去に18人で松山は達成にいいタイミング?
今年で89回目となる「マスターズ」。過去に56人のチャンピオンが誕生しており、このうち18人が2勝以上を挙げています。
参考までに、2勝目を達成した際の出場回数の平均は「9.6回目」でした。
2021年に10回目の出場で念願のグリーンジャケットに袖を通した松山は、今回が14回目となります。
2回目の勝利にこれ以上の回数を要しているのは、フィル・ミゲルソンが14回目(2006年)。
ゲーリー・プレーヤーが17回目(1974年)で、最多はベン・クレンショーの24回目(1995年)でした。
ミゲルソンは35歳。プレーヤーは38歳で達成しているので、現在33歳の松山もいい感じの年齢だといえるのではないでしょうか。
ちなみに1999年に12回目の出場で2勝目を挙げたホセ・マリア・オラサバルは、今年の松山と同じで当時33歳でした。
直近の試合で予選落ち→マスターズ優勝の前例は
ファンにとって気になるのは、松山が先週のPGAツアー「バレロ・テキサス・オープン」で予選落ちしていることでしょうか。
松山はPGAツアーが主戦場となった2014年(2013~14年シーズン)以降「マスターズ」直近の試合では2022年に「バレロ~」を棄権していますが、予選落ちはありません。
それが過去に2勝目を挙げた選手の直近の試合での成績をチェックしてみると、オラサバルは前の週に出た「ベルサウスで・クラシック」で予選落ちしています。
1995年のクレンショーに至っては直近4試合のうち3試合で予選落ちしていました。
「マスターズ」に通算10回超出場して2勝目を挙げる人たちは経験豊富でオーガスタの特徴や自分なりの攻略法は熟知しているでしょうから、前の週の成績は必ずしも直結しないのかもしれません。
月曜日は悪天候でコースが閉鎖 松山は前日に練習ラウンドしていた
松山は予選落ちした翌日の土曜日にはオーガスタに入り、日曜日には18ホールの練習ラウンドをしました。
本格的な「マスターズ・ウィーク」が始まった7日の月曜日は、通常通りにパトロン(観客)を入れての練習日でしたが、悪天候のために昼前にはコース練習場ともにクローズとなってしまいました。
「バレロ~」での松山はカットラインに3打足りない予選落ち。
2日間の「ストローク・ゲインド・パッティング」がマイナス3.494と、今シーズン通算の0.090より大幅に悪い状態で予選通過していたら、決勝ラウンドは目の前のスコアを作ることに苦労していたかもしれません。
さらに試合後にオーガスタに移動していたら、月曜日は満足に調整が出来ませんでした。
開幕前日の水曜日は午後に「パー3コンテスト」が開催されるので、練習ラウンドは午前中しかできません。
そのため月曜日にしっかりで練習できないのは大きなマイナス要因。
それが日曜日にしっかり練習し、月曜日はトレーニングやコンディショニングに充てることができたとなれば開幕へ向けてプラスでしょう。
こうした状況から、2度目のグリーンジャケットに向けて“流れ”はきている、と思いながら応援しましょう!
(文/森伊知郎)

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