Xフォージドにもマックス登場! よりやさしく飛ばせる キャロウェイ「Xフォージド マックスアイアン」
人気のXフォージドシリーズに新しい顔が新登場!「Xフォージド マックスアイアン」試打レポート【PR】

打感や打音はもちろん、見た目にもこだわる日本人ゴルファーの感性に訴えかけ、発売以来熱い支持を受けているキャロウェイのXフォージド アイアン シリーズ。その最新バージョンとなるXフォージド マックス アイアンが7月にもデビューするという。この情報をキャッチした編集部はメーカーをせっついていち早く現物を入手。ご存じ、試打職人・石井良介に試打と評価を依頼した。
ゴルファーに難しい印象を与えないまろやかな顔つきとフォルム
Xフォージドマックスアイアンの位置付けは、飛び系とスピン系で分けるならややスピン系。操作性重視と寛容性重視で分けると、寛容性に寄っているという。既存のキャロウェイアイアンと比べるなら、エイペックスAi200、Ai300よりスピン系に振られ、寛容性では両者の真ん中に位置する感じ。
昨年発売された Xフォージド、Xフォージドスターよりやさしく、Xフォージドよりも飛ぶらしいが、まずは第一印象から聞いてみよう。

「前作のXフォージドは、見た目がシャープで中上級者向けモデルのイメージでした。対して、XフォージドマックスはシルエットこそXフォージドを踏襲して、Xプロトタイプのような顔でありフォルムですが、よく見るとトップブレードがやや厚く、ソールも少し広くて微妙にボリューミーになっています。
リーディングエッジの受けている部分やバックエッジもXフォージドはキレッキレでしたが、まろやかになっている。そのあたりにゴルファーに難しい印象を与えない配慮を感じます。それはバックフェースの彫りの深さにも言えていて、重さを周りに集めているのを見るとヘッドがブレない安心感が湧きます。同時にクラブ開発技術の高さも感じます。

ヘッドの下側をここまで肉抜きすると強度や打感の問題が出てくると思いますが、すごくきれいに仕上がっていて、日本限定モデルっぽさをあらためて感じますね。
現物を見る前はXフォージドスターとちょっとかぶるのかな、と想像していましたが、スターは顔が長めでちょっとグースが入っているけれど、マックスはシャープな見た目のコンパクトなヘッドでグースもほぼ入っていません。見た感じは手の込んだ作りで、慣性モーメントの大きいXフォージドといった趣です」

ヘッドは1ピースの軟鉄鍛造にCNC加工を施したもの。CNCとはコンピュータで数値を制御した加工で、航空機部品や医療、電子機器の製造にも用いられている高精度で高い品質安定性を誇る加工法だ。石井の言う通り、パッと見はキレッキレのアイアンぽいが、細部を見るとさまざまな工夫の跡が。ヘッドのサイズ感はX フォージドと変わらないものの、トップブレードの面取りをなくして安心感をアップしているし、トゥ側、ヒール側に振り分けられた2つのポケットの仕上がりもきれい。江戸切子から着想を得たというトゥ側の彫り込みがオリジナル感を醸している。
全番手でグリーンやピンを狙っていける飛びざまのいい球が出る
では、実際に打った感じはいかがなものか?
「ソールがやや広めと言いましたが、打ってみるとその効果がよくわかって、地面に当たった感じ、ヘッドの抜け感ともにグッドです。バックフェースの肉抜きや盛り上がりを見た時に、“打感はどうなのかな?”と思いましたが、全くの杞憂で手に伝わる感じはXフォージドと変わらず、軟らかすぎず硬すぎない軟鉄鍛造の気持ちいいフィーリングです。
バックフェースの造作がサポートしているようで、多少芯を外しても打感が損なわれません。特にキャロウェイのボールのムチっとした感じとXフォージドマックスのキレ味のよさのマッチングが秀逸で、考えて作っているなと思いました」
打音もまさに軟鉄鍛造のそれ。軽くもなく、コモりすぎてもいない「カツッ」という小気味よい乾いた音がコースに響いた。打感のよさも相まってだろう、石井のボールを打つ手が止まらなくなってしまった。

「打感はXフォージドのままでも球の上がり方は違います。結論から言うと、はるかに上がりやすい。飛距離も出ていましたが、スピンがしっかり入っているので飛ばしに走ったアイアンではありません。とりわけ6、7番の上がり方は素晴らしくて、どのショットも落下角度が40度以上確保できていました。
これなら全番手でグリーン、あるいはピンを狙っていけます。打感と同様にキャロウェイのボールを打った時の飛びざまがすごくよかったので、クロムツアーやクロム ツアー トリプルダイヤモンドを使いたいと思いました。
X FORGED MAX/SPEC
(番手・ロフト・クラブ長さ/ライ角)
#4/22/38.5/60.5※
#5/25/38/61
#6/28/37.5/61.5
#7/32/37/62
#8/36/36.5/625
#9/40/36/63
PW/45/35.75/63.5
※=カスタム
シャフト/DG MID 115(S)、N.S.PRO MODUS3 TOUR105(S)
単品:#4、#5(3万1900円・税込)
セット:#6-PW(15万9000円・税込)
7番アイアンの参考値(1W/HS45m/sイメージ)
それとショートアイアンに限った印象ですが、前作よりフェースがやや三角形っぽく感じました。6、7番はそうでもないですが9番やPWはそう感じます。とはいえマイナス要素ではなく、逆にショートアイアンで引っかかりづらくなる効果があるように思えます。フェースが逃げ加減に見えるので巻いちゃう球が出づらいんです。このあたりは実際に手に取って感じていただきたいと思いますね」
7番アイアンの参考値(1W/HS40m/sイメージ)

9番アイアンの参考値(1W/HS45m/sイメージ)

PWの参考値(1W/HS45m/sイメージ)
試打はPWから徐々に番手を上げていったが、ほぼウォーミングアップなしで打ったにもかかわらず、全ての打球が直径10ヤードの円内に落下する正確さ。8番まではこのショットが続き、まるで再現VTRを観ているように同じ弾道のボールが飛び続けた。Xフォージドよりロフトが1度立っているということで飛距離も出ていた。
やさしさとカッコよさ、打感のよさがいいさじ加減でミックス

「適正範囲は広くて、70台から90台レベルのゴルファーでも十分イケますが、ヘッドスピードは速すぎない方がいいでしょう。ドライバーで45m/s以下の人にいいと思います。また、できるかできないかは別として、高い球を打ちたい、フェードやドローを打ちたいなど、自分が打つ球筋をはっきりイメージする人に向くと思います。
試打クラブのシャフトはスチールでしたが、カスタムでカーボンを入れてもイケます。今回のシャフトが105グラムで、これが分岐点という感じ。これでヘッドスピードが出ずに球が浮かないようなら軽くして90、80グラムのカーボンでもいいでしょう。
軟鉄鍛造の打感が欲しいけど、やさしさも欲しい。でも大きなヘッドは好きじゃない。Xフォージドが好きだけどちょっと敷居が高い、そんなふうに感じる人は是非Xフォージドマックスを打ってみてください。すごくやさしく感じると思います。やさしさとカッコよさ、打感のよさがいいさじ加減でミックスされ、すごくニッチなところを突いている。日本のゴルファーに支持されそうなアイアンです」
ここでは紹介できなかったが、このシリーズには、Xフォージドマックス以上に寛容性をアップし、ボールの上がりやすさを高めた姉妹モデル・Xフォージドマックススターもある。業界初となる軟鉄鍛造2ピースのデュアル軟鉄構造を導入したシリーズ最大級のヘッドサイズ、跳ね返りすぎないワイドソールなど、こちらも楽しみな機能を満載した日本限定のモデルということだ。

石井良介
いしい・りょうすけ。1981年生まれ。『令和の試打職人』として各種メディアに引っ張りだこの人気解説者。PGAティーチングプロA級。You tube「試打ラボしだるTV」が人気。早くからトラックマンを活用したレッスンを開始。高い経験値と分析力で正しいスイング、正しいギアへと導く指導と的確な試打インプレッションに定評がある。

オデッセイのトルクレスパター「MAX 1」アドレス時のフェース向きのまま動かせるか試してみた
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。最近流行りのトルクレスパター、またオデッセイからつか...

神谷そらが即実戦投入して優勝! AIフェースとキリンパターが合体! 女子ツアーでNEW「Ai-ONE GIRAFFE-BEAM」発見!
Sky RKBレディスクラシック(福岡雷山ゴルフ倶楽部・福岡県)の練習日、女子プロたちがオデッセイのキリンパター、GIRAFFE-BE...

新しいジラフは「ロングネック+Aiフェース=安定して転がる」だから、平均パット数が少なくなる!
ツアーでの使用率の高さは言うまでもなく、幅広いアマチュアにもファンが多いオデッセイのパター。なかでも、斬新かつユニー...