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フェースを開いた分だけスタンスはオープンに! 藤田寛之流バンカーショット

スコアが5打よくなる! 藤田寛之が教える寄るアプローチの極意 第15回

2025/07/10 ゴルフトゥデイ 編集部

スコアをよくするには、グリーン周りのバンカーも攻略する必要がある。そこで特別編として、「藤田流バンカーショットの極意」を大公開!

GOLF TODAY本誌 No.637/96~99ページより
取材・構成・文/小山俊正  撮影/相田克己  取材協力/葛城ゴルフ倶楽部

[特別編1]バンカーの上達術

極意1 バウンスを活用する

サンドウェッジ特有のバウンスを活用し砂を効率よく爆発させることが大事。
サンドウェッジ特有のバウンスを活用し砂を効率よく爆発させることが大事。

スタンスに沿ってスイングする

スタンスをオープンにしたら、そのスタンスの向きに沿ってスイングする。左ワキを締め、体の回転に合わせてクラブを左に振れば、砂の爆発力が増す。
スタンスをオープンにしたら、そのスタンスの向きに沿ってスイングする。左ワキを締め、体の回転に合わせてクラブを左に振れば、砂の爆発力が増す。

ボールの位置はアプローチの時よりやや左!

グリーン周りのバンカーショットは、芝の上からのアプローチと違い、「たまたま寄る」ということがありません。ダフリやトップのミスが許されず、インパクトで狙った位置にヘッドを正確に入れなければ脱出できないからです。

私の場合、サンドウェッジのフェースを開き、開いたぶんだけスタンスをオープンにします。フェースを開くのはバウンスを活用し、砂を効率よく爆発(エクスプロージョン)させるためです。ボール位置はアプローチの時より、やや左に。真ん中に置いても脱出できますが、左に置いたほうが簡単です。

そして、オープンにしたスタンスに沿ってクラブを振ります。体の回転に合わせてクラブを左に振る、という意識が大切。フォローでクラブをピン方向に出すと、左ワキが開いてしまい、砂の爆発力が弱くなるので注意しましょう。

上達しない原因は?
「アマチュアの大半はバンカー練習をする機会が少なく、砂に慣れていない上に、インパクトでヘッドを入れる位置が毎回バラバラです。バンカーに1本の線を引いて同じ所を削る、家の中では絨毯の上で狙った位置にヘッドを落とす、といった練習がオススメです」(藤田)

ボール位置はやや左

アプローチに比べて、ボール半個から1個ぶん左にセット。体重配分は左6対右4くらいの左足体重が基本で、高く上げる時は左右均等に構える。
アプローチに比べて、ボール半個から1個ぶん左にセット。体重配分は左6対右4くらいの左足体重が基本で、高く上げる時は左右均等に構える。

右に置くと脱出失敗

自覚なく、ボールを右足寄りに置いている人が多い。これでは脱出が難しくなり、うまく打っても高く上がらずバンカーのアゴに当たってしまう。
自覚なく、ボールを右足寄りに置いている人が多い。これでは脱出が難しくなり、うまく打っても高く上がらずバンカーのアゴに当たってしまう。

フェースを開いてバウンスを使う

ピンまでの距離や打ちたい球の高さに応じてフェースを開き、スタンスをオープンにする。フェースは目標に真っすぐ向けなくてもOK。バウンスを使える状態を整えることが重要。
ピンまでの距離や打ちたい球の高さに応じてフェースを開き、スタンスをオープンにする。フェースは目標に真っすぐ向けなくてもOK。バウンスを使える状態を整えることが重要。

極意2 振り幅はアプローチの2~3倍

余計な力を入れるのはNG

振り幅を大きくして2~3センチ手前の砂をしっかり打ち抜く!

左右の体重移動を抑えて軸回転で打てばミスなく確実に脱出できる。
左右の体重移動を抑えて軸回転で打てばミスなく確実に脱出できる。

左右対称のスイングアークを作る

振り幅を大きくしたうえで、左右対称のスイングアークを作るのが基本。フォローを取らなくても脱出できるが、クラブを振り抜いたほうがスピンが効いて止まる。
振り幅を大きくしたうえで、左右対称のスイングアークを作るのが基本。フォローを取らなくても脱出できるが、クラブを振り抜いたほうがスピンが効いて止まる。

「バンカーは簡単」と思えば思うほど成功しやすくなる

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