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プロギア「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー」をコースで試打! 基本的に飛ぶが、ウェイト調整次第でもっと飛ぶかも!?

2025/07/28 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー

プロギアは「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」を2025年6月30日発売。PRGR直営店、PRGRフィッティングイベント、PRGR GINZA ONLINE SHOP(一部スペック限定)のみで取り扱う数量限定・カスタムオーダー専用モデルをコースで試打したレポート。

ツアープロ仕様の「RS MAX」はどんなドライバー?

RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー

「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」は、「RS SPEED PROTOTYPE スリークローバー ドライバー」と同時発売の姉妹モデルとなる。

「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」のコピーは、“ツアープロのニーズを取り入れカスタマイズした、さらに攻めるRS MAX。”だ。
ややつかまる挙動が強かった「RS MAX ドライバー」を打ったプロから、つかまりすぎない微妙な調整と同時に、色々な球種に対応するようなリクエストに応えたドライバーのようだ。

「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」は、ソール後方に「スライドウェイト」が搭載されているのが特徴である。

「RS シリーズ」のドライバーのテクノロジーである「全数検査・ギリギリの高CT」「シームレスフルチタンボディ」「CNCミルドXフェース」「4点集中設計」「Xカートリッジ」などをしっかり搭載している。
飛距離性能は宣伝文句だけでなく、本当に“ギリギリの驚初速”を実感できているので、「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」にも期待してしまう。

実際に構えてみると、日本のゴルファーが大好きな傾向が強いシェイプと、フェースはオープン気味になっていて、叩けそうだな、と思わせる。マット調のクラウンの加工も含めて、飛びそうな印象を持った。

PRGRは、奇抜なクラブも得意だが、日本の上級者をよく知っていて、キュンとさせる刺激があるクラブも得意なメーカーであることを思いだしながら、試打ラウンドに突入した。
ロフトは9.5度。スライドウェイトはセンター。「 X カートリッジ」はSTD。シャフトは純正仕様の「TENSEI FOR PRGR Sフレックス」、長さは45インチ。

試打した日は、気温25℃〜30℃で、微風。
ボールは打ち慣れていてクラブだけの影響に集中出来る「TOUR B X」を使用した。

RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー で自分だけの最大飛距離をゲット!

打音打感
音量は大きめ、音質は高音硬質系澄んできれいな音。
打ち応えは軽いが弾き感強め。手応えはやや鈍感だが、芯感は水のようにクリア。

弾道スピン
高めの中弾道。曲がりに敏感で曲げられる。
棒球に見えないがランが多く出る。プロ用と強く感じる。

飛距離
平均235ヤード。最長は240ヤード。
上手く使えば最も飛ぶ球筋を見つけて飛ばせそう。

RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー

「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」は、良くも悪くも、プロスペック、つまり、PROTOTYPEらしいドライバーである。

一番好きだと感心したのはアドレスビューで、ヘッドの厚みとか、フェースの塗装とか、ネックの付き方など、自分用に作ってもらったドライバーのようにノーストレスで構えられた。クセのない幅広いゴルファーに好まれる顔だ。

ややとらえる挙動があり、フェースのどこに当たってもしっかり飛んでくれる性能はお見事だった。ただ、それがやさしいと感じるのは、ボールコントロールに自信がある人だけだ。敏感に曲がるので、持ち球を徹底するタイプと、ホールに合わせてボールコントロールするタイプの人にとっては、唯一無二のドライバーになる可能性がある。

そして、何とも言っても、「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」を打って驚いたのは、飛距離性能である。前に試打した「RS MAX ドライバー」も飛距離がトップクラスだと感じたが、「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」は、さらにその上を行くと感じた。平均飛距離では前者かもしれないが、色々なものがバチッと合ったときの一発の飛びは、こちらが勝つと確信した。

ドライバーの飛距離という部門で、国産ブランドの意地を最近はよく感じるけれど、「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」も同様に、ここまで飛ばすのが可能、と教えられているような気がした。

耳で、目で、感触で、飛ばしたと満足できて、実際にボールも十分に飛んでいる。飛ぶだけでは満足できない贅沢なゴルファーに「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー ドライバー」がオススメだ。

「RS MAX PROTOTYPE ワンクローバー」は、プロ用にカリカリにチューニングされたシビアなレーシングカーである。プロ気分で、余裕をぶちかましながら、その性能を限界まで引き出すのが、最高の使い方なのである。

篠原嗣典。ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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