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いつもスコアが悪い人に共通する『的外れな反省』 ラウンド後の反省会、その内容…ズレてませんか?

今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション【35】

2026/02/07 ゴルフサプリ編集部

ラウンド後の定番といえば反省会。「今日はドライバーがダメだった」「パターが入らなかった」——そんな言葉で終わっていないだろうか。しかし、その反省がスコアアップにつながっていないとしたら、原因は“内容”にあるかもしれない。今回も、今野一哉プロが指導現場での視点をもとに、成長につながる反省の仕方をひも解く。反省の精度を上げるだけで、ゴルフは確実に前進する。

その反省、原因を取り違えていませんか?

サプリ この前ラウンド後に反省会をしたんです。高速道路のサービスエリアで「ちょっと振り返ろうか」と話したんですが、同伴プレーヤーの話を聞いていて「あれ? そこを反省するんだ」と違和感があったんですよ。反省のポイントが噛み合っていないというか。
今野 それは良くありますね。正直に言うと、反省の仕方が適切な人はかなり少ないと思います。感覚的には5%くらいじゃないですか。その5%の”あたりの反省”を引けると、ちゃんと成長につながるんですけど、多くの人は「反省はしているつもり」でも、実際にはスコアに影響していない部分を振り返ってしまっている。
サプリ 自分もその一人かもしれないなと思います。ドライバーは当たっていた、アイアンも悪くなかった。でもスコアは良くない。じゃあ原因はどこなんだ? と考えると、全部が繋がっていて断定しづらいんですよね。
今野 そこが一番難しいところです。ゴルフのミスは単独で起きているように見えて、実は連鎖していることが多い。一見すると「パターが悪かった」と感じても、よく考えるとティーショットを曲げたことで長いパットが残り、結果として確率の低いパッティングを打たされただけかもしれない。逆に、ティーショットが良すぎてセカンドで気負ってしまった、というケースもあります。原因の断定を誤ると、掘っても石油が出ない場所を延々と掘り続けるようなことになるんです。

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サプリ では、どう反省すればいいんでしょうか。
今野 僕が必ずやるのは、目標スコアからの逆算です。たとえば「今日は79で回るつもりだったのに、実際は90だった」としたら、11打どこで失ったのかを“たられば”で全部出します。OBが2打、3パットが1打、番手選択ミスが1打……と、とにかく洗い出す。その上で、スコアへの影響が大きかった順にランキングを作るんです。
サプリ トップに来るのは、やっぱりOBみたいな分かりやすいミスですよね?
今野 そうですね。「あれはなかったよね」というミスがまず出てくる。そのあとが大事で、次にやるのが仕分けです。今日すぐに直せるもの、中期的に改善できるもの、長期的に取り組むしかないもの。たとえば、ミドルホールで常に100ヤード以上残るのが問題なら、それは飛距離の話で、今日どうこうできるものではない。じゃあこれは長期的な課題だと切り分ける。
サプリ その仕分け、十分にできていないですね……。
今野 逆に、今日だけ起きた些細なミスもあります。スパイクマークではねた、風が強かった、グリーンが硬かった。そういうものは短期、あるいはその日限りの要因ということですか。重要なのは、その手前にある“重たい原因”を見つけること。トップ3くらいまで断定できれば十分です。
サプリ 「今日はドライバーがダメだった」「パターが入らなかった」みたいな反省だと、そこが曖昧になりますね。
今野 まさにそれです。それは反省というより感想なんですよ。ゴルフの練習要素は、突き詰めると距離、方向性、確率の3つしかない。ドライバーが悪かったなら、距離なのか、方向性なのか、それとも精度なのか。そこまで分解しないと、次にやるべき練習が見えてこない。
サプリ 距離・方向性・確率。考え方がとてもシンプルになりますね。
今野 はい。トップ3の原因を毎回潰していくと、たとえスコアが同じでも内容は必ず変わります。前回と同じ90でも、原因の質が変わっていれば、それは確実に一歩前進。反省の内容が変わってきたと感じられたら、「ちゃんと成長している」と思っていいんです。ラウンド後は、責任の所在を曖昧にせず、トップ3まで断定する。それだけで、ゴルフは確実に前に進みます。

今野一哉(こんの・かずや)
JGTOツアープレーヤー。18GOLFプロデュース / キッズゴルフ代表。アマチュアゴルファーの指導やジュニアゴルファーの育成に力を注ぎながら、各ゴルフメディアで活躍中。蝶ネクタイスタイルはゴルファーへ「サービスし、尽くす」と言う意味を表す。


今野一哉の『ゴルフあるある』解決ディスカッション

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