1. TOP メニュー
  2. ゴルフギアにお悩み
  3. クラブが劇的に使いやすくなって飛ぶ、ある方法とは?【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

クラブが劇的に使いやすくなって飛ぶ、ある方法とは?【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

2026/02/08 ゴルフサプリ編集部

⑤ FW&UT

ドライバーの長さがある程度見えてくると、FWやUTの長さもおのずと決まってきます。FWはドライバーほど、振り切れないという方は少ないです。

ただし、FWはティアップをしないで打つ場合もありますから、そうなると短くすることでコントロールしやすくなる場合が多いです。地面から打つボールを拾いやすくなる、ということにつながりやすいです。

UTは比較的そのままの長さでも打てる方が多い印象です。
以前にも書きましたが、UTを持つ場面を考えると、比較的シビアな結果が求められない時に使うことが多いと考えています。そのため、全く振り切れない、という長さではない限り、使いこなすことができるクラブだと考えています。

ドライバーの時と同様に、短くすると球の上りが確保しにくくなります。その分を、やはりロフト角で補うのが良いでしょう。

シャフトで上がりやすいものを選んでしまうのは、また、本末転倒。

折角短くしたのに、また、振りにくいクラブに逆戻り、ということもあり得ますのでお気を付けください。

以上の様に、基本的には短くする、ということを念頭に置いてフィッティングをすることが多いです。

もちろん、長くする場合もあります。

それは以下のような場合になります。

➢ スコアメイクの上で他のクラブはほとんど問題なく、もう数ヤードでもドライバーが飛ぶことでスコアアップが望める、競技ゴルファーのドライバー
➢ どうしても短く持ってしまって打ち急ぎが出ることでミスをしやすいウェッジ

という感じです。
他のクラブで、どうしても長くしたくなったことは皆無と言っても良いでしょう。

そして、ここで、バランス(スイングウエイト)のお話に戻らせていただきます。スイングウエイトというのは、振り感の目安になる数値ですので、ここにこだわっている方も多いと思います。クラブは短くするとバランス(スイングウエイト)は軽くなりますから、それを鉛などで戻すように調整すべきでは?と考えることかと思います。

ここで一つ、原点に戻っていただきたいのですが、今回の長さ調整の目的が「長さを短くする前の状態では振りにくく、振り感を変えて振りやすくするため」ということです。

つまり、スイングウエイトを変えるということと目的は同じであり、振り感をよくするために、長さ変更した、ということになりますから、スイングウエイトを考える前に、短くしたまま振ってみる、ということをオススメいたします。


もちろん、数値通り、軽く感じますが、その軽く感じることで、今までのミスの要因である、振り遅れや、当てにくさが改善されているとしたら、それが一番良い重さ、ということになります。

鉛を貼ることで確実に振り感は変わります。振り感を変えるために、もっと良くするために貼っていくのであればよいのですが、単純にスイングウエイトを変えたい!ということを目的にしてしまうと、本末転倒になりやすいです。

スイングウエイトはあくまで結果であって、目的にしてしまうと混乱しやすいですから、お気を付けください。


そして、最後になってしまいますが、つながりのお話もさせてください。

ここが一番難しいですが、一番重要です。
長さの流れは、本当に大切で、いろいろな場面で、いろいろな距離を打ち分けるためには、沢山の長さ違いを入れていくことが合理的でしょう。

ワンレングスという考え方も良いアイデアではありますが、距離の打ち分けに有利であるとは言い切れません。そのため、そのワンレグスの様に長さの違うクラブの振り感をそろえる、ということが目標になってきます。

長さを全体的に短くしただけでも、振り感が良くなり、かなり確実性が上がることが多いので、それでも問題ないです。

ドライバーからアイアン、ウェッジまで、振り感をそろえるためには、そのシャフトの特性だったり、ヘッドの重さなども考慮していかなくてはなりません。

ただし、言えることは、短くしすぎて失敗する例は少ないということです。

また、どんなに短くしても振りにくいものはあります。その場合には、やはり、シャフトの選別が良くなかったと考えて行くべきでしょう。短く使ってみて初めて、シャフトの特性に気づく、ということもあります。

いきなり切るのは、抵抗感があると思いますが、短く持つことでその効果は実感できます。是非、お気楽にお試しいただき、短くできるものはやってみてください。

ご参考になれば幸いです。


ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。

グリップは右手が強い人は右手部分を細くする…? 逆じゃないの?【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】

クラブの調整は楽器でいう「調律」。前回の鉛チューニングに続き、今回からはグリップのお話。

あわせて読みたい

当たらないと言う人、シャフトを短く切って打ったことないでしょう?【数字にとらわれすぎないクラブ選び(スペック編)②】

ゴルフクラブのスペックを数値的に検証し、その数値をどのように考えていったら「上手くなれるのか?」今回は長さのお話!

あわせて読みたい