アプローチを念入りに練習していたタイガー・ウッズ

タイガーの練習ラウンドにくっつき、芝の上を歩いてみると、芝の1本1本がかなりしっかりとしており、粘り気があるように感じられた。

グリーンはアンジュレーション(傾斜のうねり)が激しいため、球を高く上げてピンポイントに落とすことが必要になってくるのだろうか。タイガーは、グリーン周りからのアプローチを念入りにチェックしていた。特に、球の勢いを消すような、フワッとしたアプローチショットを練習していたのが印象的だった。

そして、その巧さといったら、(世界のタイガーなのだから当たり前のことかもしれませんが)スイングアークは大きいのに、まったく力感を感じさせないスイングで、しっかりヒット。球の勢いを消して、これなら速いグリーンに対してとても有効に思える。

そこで思ったのが、やはり球の勢いを消すためには、フォローではフェースは開きっぱなしなんだ、ということ。

大きなバックスイングからストンとヘッドを落とすだけ。言葉で表すと簡単そうだが、実際にはとても難しい。だけど、タイガーの高速グリーン対策のようなアプローチと、自分が思っていた“球の勢いの消し方”のイメージが合致したことに、内心笑みがこぼれてしまった。

できれば、18ホール分の練習じっくりと観察したかったが、この日の練習ラウンドを9ホールで終えたタイガー。

今日は気恥ずかしくて言えなかった「GO! TIGER!」の掛け声も、最終日には言えるようになれたらいいな。そんなことも思った、自身初の海外メジャートーナメントでの練習日だった。


スイングアークは大きいのに、力感を感じさせないスムーズ感。そして、絶妙な球の勢いの消し方。「さすが、タイガー・ウッズ」と感じさせてくれる、抜群のアプローチテクニックだった。

さて、本日はここまで!
全米オープンでの取材を通して感じたことを、ありのままに更新していきたいと思います!

●取材・文/ゴルフトゥデイ編集部 岩崎愛里
●撮影/和田慎太郎

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