プロゴルファーの“ボールを押し込む”インパクトで飛距離アップ Part2(3/4)
タイプ1|腕は使わず体の回転で押し込む
手の甲が前を向くタイプ1はスイング中に腕の回旋が少ない。
アドレス時の手首の向きをキープして体の回転で打つ。
●プロゴルファーの“ボールを押し込む”インパクトで飛距離アップ Part2
(1/4):あなたはどのタイプ? スイングタイプを見きわめる
(2/4):自分に合った作り方は手の甲の自然な向きで決まる
(3/4):タイプ1|腕は使わず体の回転で押し込む
(4/4):タイプ2|ダウンで胸を右に向け左腕を左に回す
体が起きるとフェースが開く。前傾キープが絶対条件
タイプ1の場合、構えた時点である程度左腕は内側に回旋しています。そのため腕のローテーションなしでテークバックしても腕が詰まらないだけでなく、そのままトップまでいけます。
つまり、体を右に回しさえすればいいわけです。ダウンスイングでも同様で腕を使わず、体を左に回せば手が自然な位置に戻ってボールを押し込めます。
ただ、体を開きながら打つことになるので、前傾角度を崩さないことがとても重要。体が起きるとフェースが開きます。これを防ぐには右側屈をしたままクラブを下ろすようにすること。腕よりも体の動かし方がポイントです。
身体を積極的に使うことでスクエアに戻す
右手のヒラは上を向いたまま
ダウンスイングからインパクトでは右手のヒラが上を向く。ボールをヨコから叩く感じで押し込む。
腕を回す意識はいらない。ダウンスイングで右側屈、右ヒジを体側につけた状態で一気に体を回す。
目標方向にボールを投げる
右手に持ったボールを目標方向に投げるイメージが有効。インパクト〜フォローでは右手のヒラが下を向かない。
体の右サイドを伸ばさない
前傾をキープするには右ワキ腹を伸ばさないこと。右に側屈したままボールをとらえたい。
回転スピードがポイント
体の回転でボールをつかまえるタイプなので、回転が遅いと押し込めない。スピーディに回るのがポイント。
アドレスでは股関節から上を深く前傾。それに伴ってハンドダウン、手首に角度がつく。
タイプ1 マスター ドリル|体に当たらないように長い棒を振る
長い棒、もしくはグリップエンド側が長くなるようクラブや棒を持ち、体に当てないようにスイング。ストロングに握って長い部分を体の左サイドにおき、体の回転を使わないと振れない。
GOLF TODAY本誌 No.568 42〜43ページより