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FSTジャパン|ゴルフシャフトメーカーが最新作に込めた思い

KBSツアースチールと同様の性能とフィーリングを備えたカーボンアイアンシャフト

2019/11/24 ゴルフトゥデイ 編集部

最新作シャフトは誰に向けて開発されたのか、どんな特性を持っているのか?企画開発を通じて製品に込められた思いを聞いた。

シャフト選びの徹底ガイド&グリップ・カタログ
「QPこと関雅史が最新&人気全142モデルをすべて試打」
“しなり” “挙動” “弾道” “フィーリング”を総合診断
リシャフトが初めてでも簡単にできます!

“スペシャル企画”メーカーインタビュー
ニューモデルに込めた思いコンセプト&開発のウラ話

“徹底調査”ツアートレンド
男女トッププロの使用シャフト "長く押せる" "曲がらない"を重要視!?

●ニューモデルに込めた思い。シャフトメーカーインタビュー
Part1:株式会社グラファイトデザイン
Part2:株式会社 シャフトラボ
Part3:藤倉コンポジット株式会社
Part4:三菱ケミカル株式会社
Part5:株式会社 FSTジャパン
Part6:トゥルーテンパー スポーツインク ジャパン
Part7:日本シャフト株式会社

FSTジャパン|KBS ツアー グラファイト アイアン/CTツアーパター

KBSツアーと同じ剛性分布を実現

――19年、20年モデルはKBSシャフト初のアイアン用カーボンモデル「ツアーグラファイトアイアン(TGI)」と「CTツアーパター」ですね。まずは「TGI」について教えてください。

大石淳氏(以下、大石) KBSが開発した初のアイアン用カーボンシャフトです。今までの弊社のシャフトは一番軽くても90gでしたが、軽量モデルを求めるニーズも多く、それに応えて「TGI」を発売しました。カーボン素材の採用で軽量なのですが、従来のKBSツアーと同様の剛性分布を実現させ、しなる場所やしなるフィーリングが近いのが特徴です。

――KBSツアーの特徴は?

大石 エネルギー伝導率の最適化を図って、高いパフォーマンスと安定性を実現させていることです。飛距離性能を高めて、すぐれた操作性とスムーズなフィーリングが得られます。また、高い打ち出し角とコントロールされたスピン量も特徴です。これらを同様に注入したのが「TGI」です。同じフィーリング、飛距離性能、ボールコントロールなど、すぐれた部分はそのままに、素材をカーボンにしたことで軽量化しています。

――カーボンなのに、スチールと同じような動きをするのですね。

大石 カーボンだと軽量過ぎて頼りないという方も多いのですが、これはスチール的なしっかり感があります。また、カーボンだと「しなり過ぎる」「軟らかすぎる」「ヘッドがどこにあるのかわからない」という声も多かったのですが、「TGI」は「しっかり感があり、中折れ感がない」「距離のバラつきが少ない」「スイング中にヘッドの位置がわかりやすい」「弾道の安定性が高い」という方がほとんどでスチールと同じフィーリングで打てると評価いただいています。

ツアープロのニーズを形にできる技術力と信頼性

――CTツアーパターはどうして生まれたのですか?

大石 ツアー選手からの要望から誕生しました。20年前と比較して、パター重量は重くなっているのに、シャフトは変わっていない。そのせいで、インパクトで、ブレが生じてしまうことも多いから、それを解消するシャフトを作って欲しいという声を受けて開発しました。最初は重量を変えずに、熱処理でシャフトを硬くして、ブレにくいモデルを作ったのですが、フィーリングが悪くてNGでした。そこで、アイアンでも採用しているCテーパーテクノロジーを活用して、エネルギー伝導効率を最大にしたパター用シャフトを開発しました。フェースインサートのせいで、打感が鈍くなっていたのが、シャフトを変えたら、わかるようになったなど、フィーリングが上がったという声もたくさんもらえました。ツアー用だけではもったいないので、一般ゴルファー用に発売した次第です。(笑)
 
――KBSツアーシャフトというと、USPGAツアー選手で愛用者が多いイメージがありますが。

大石 おかげさまで国内外合わせて、ツアー選手の使用者は200名を超えています。でも、契約選手は1人もいないんです。選手のほうから「使わせて欲しい」と言ってくれます。それこそが、製品に対する信頼度の高さを表していると感じています。デザイナーであり、代表のキム・ブレイリーは「プロのためにシャフトを作っているのではない」と断言しています。プロたちの鋭い感性で、製品に対するフィードバックをもらうことで、いいシャフト作りに結びついています。そのせいで、プロ御用達のイメージができているだけで、彼いわく「まだまだリーチできていないものはたくさんある。シャフトによって、ゴルファーを助けることができる。ゴルフを楽しく、スコアをよくすることができる。だから、これからもすべてのゴルファーのために製品を開発し続ける。それがミッション」と言っています。「TGI」も、そんな彼のミッションのひとつだと思います。ジュニアからツアープレーヤーまで、誰にでもフィットする重量で、幅広いプレーヤーが使用できるラインナップになりましたから。

KBSツアー グラファイトアイアン

50g~80gまで10g刻みで4つの重量帯を用意しているので、幅広いユーザーに対応できる。

CTツアーパター

シャフトの重量を上げることなく、剛性を高め、フィーリングの良さを生かしたパターシャフト。

Q 2019-2020ニューモデルは?
A
●KBS ツアー グラファイト アイアン
●CTツアーパター


Q セールスポイントは?
A
●KBS ツアー グラファイト アイアン
KBSツアーと同様の剛性分布を実現させ、しなる場所やしなるフィーリングが近くなっている。
●CTツアーパター
ヘッドのブレを抑え、インパクトのフィーリングも良い。


Q どんな人向け?
A
●KBS ツアー グラファイト アイアン
KBSツアーと同様の剛性分布を実現させ、しなる場所やしなるフィーリングが近くなっている。
●CTツアーパター
ヘッドのブレを抑え、インパクトのフィーリングも良い。


Q どこで試せる?
A
全国の取り扱いゴルフショップ。試打会。試打会情報は、KBSシャフトのフェースブックでチェック

お問い合せ
http://kbsgolfshafts.jp


ニューモデルに込めた思い。シャフト メーカーインタビュー Part5


Part6へ続く

別冊GOLFTODAY シャフト選びの徹底ガイド&グリップ・カタログ 20〜21ページより