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飛距離アップにおすすめ!ドライバーの簡単な選び方【初心者向け】

カリスマクラフトマンが初心者ゴルファーに伝授!

2019/12/02 ゴルフサプリ編集部

ドライバーのロフトやシャフトフレックスの選び方

ドライバー選びはモデルが決まっても、まだ終わりではない。同じモデルでもロフトやシャフトフレックスによっては合わないドライバーになってしまうので要注意!ロフトやフレックス選びはクラフトマンである鹿又の専門分野。早速、その選び方を教えてもらった。

ドライバーシャフトの選び方「モデルによって同じSでも硬さは全然違う!」

ドライバーのモデルが決まったら、次はスペック選びです。スペック選びとはヘッドのロフト角、シャフトのフレックスになるのですが、注意しないといけないのはシャフトフレックスです。

シャフトのフレックスとは硬さの基準を示すものです。軟らかいものから順番にR、SR、S、Xの順番で硬くなっていきます。さらにモデルによってはRより軟らかいR2があったり、Xより硬いXX(ダブルエックス)というシャフトもあります。

ここで注意しないといけないことは、フレックスは硬さの基準ではありますが、同一モデル内での硬さの基準であるということです。

初心者だけでなく、ベテランゴルファーでも勘違いしているのですが、例えば12月に発売される日本で最も売れているダンロップスポーツの新作『ゼクシオ イレブン』には『MP1100』というシャフトが入っています。それとタイガー・ウッズ選手が愛用しているテーラーメイドの『M5』に入っている『KUROKAGE TM5 2019』では、同じフレックスSと言っても全く硬さが違います。また重さも14グラムも『ゼクシオ イレブン』は軽くなっています。

だから、よくベテランゴルファーの方で「前のシャフトがSだから、違うシャフトにしてもSを選ぶ」というのは大間違いです。

ロフト1度の差で高さの差は5ヤード以上も!

一般的にロフトと呼ばれるのは、ヘッドのロフト角のことで9.5度、10.5度、11.5度などをラインアップしているドライバーが多くあります。数字上は1度の違いなのですが、実際にドライバーを打つと、弾道も変わりますし、ゴルファーの体感する“やさしさ”が違います。

やさしい順番は11.5度、10.5度、9.5度。ロフト角が大きいほうが、打球が高く上がりますし、スピン量が大きくなるのでやさしく感じます。

逆に打球が強くなるのは9.5度、10.5度、11.5度の順番になります。9.5度はロフト角が小さい分、スピン量が少なくなって、ボールスピードが早くなるので強い打球になります。

ロフト角は1度違うだけで、弾道の高さは5ヤード以上も変わることがあるので、弾道は全く違うものになります。

その上でドライバーのおすすめな選び方としては、初心者はやさしい方から試打するのが良いと思います。ロフト角が大きいものを試して、高く上がりすぎると思ったら、ロフト角が小さいものを試していきましょう。

ドライバーを新品・中古どちらで買うか迷った時の選び方は?

ゴルフクラブ市場は中古市場がすごく充実しています。だから人気ドライバーであれば新品でも購入できますが、中古ショップなどでも同じモデルの同じスペックが見つかることが多いのです。さらに言うと、新製品が出た直後には、そのモデルが中古ショップに並んでいることもよくあります。

中古価格は傷やクラブの状態によっても異なりますが、最新モデルは新品の6-7割で販売されていることもあるのです。

さらに中古ショップには最新モデルだけでなく、同じシリーズの前モデルも販売されています。

例えばテーラーメイドの人気シリーズのMシリーズであれば、新製品だけを扱う店なら19年に発売された『M5/M6』しか売られていませんが、中古ショップであれば18年モデルの『M3/M4』から17年モデルの『M1/M2』まで発売されています。
そうなると一般的な新品のドライバーの価格は7万円前後ですが、中古の『M1/M2』であれば2万円前後くらいになっていると思います。

ただし、古すぎるモデルは性能的にかなり劣ってしまうので、中古ショップでドライバーの旧モデルを購入する場合でも3年前くらいまでのモデルがおすすめです。

ドライバーは消耗品!あまり高価なモデルは…

最後にクラフトマンとして購入前にアドバイスしたいのは、ドライバーも消耗品だということです。

よく初心者の方が勘違いされるのですが『高価なドライバー=長く使える』わけではありません。ドライバーは平均的な月イチゴルファーで、週に1回くらい練習に行く人であれば3、4年が寿命になると思います。

また購入時には初心者だったが、その後にゴルフにはまってしまうとすぐにスイングが変わってしまいます。そうすると次のドライバーにスイッチしたくなると思います。

そう考えるとあまり高価なドライバーはオススメできません。ドライバーには20万以上するモデルもあるのですが、それが長持ちするとは限りません。

目安となる標準の価格としては新品のドライバーで6万円前後、中古のドライバーでは3、4万くらいのモデルから選ぶのが無難だと思います。

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