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ゴルフレッスン|ユーティリティ打ち方のコツを小川泰弘プロが解説

2020/02/28 ゴルフサプリ 編集部

ユーティリティはフェアウェイウッドとミドルアイアンの中間的なクラブ。両者の長所を備えているだけに使い勝手が良くて、スコアメイクにも大きく役立つ。ユーティリティの打ち方のコツをマスターして自信をつけよう。

教える人・小川泰弘プロ

おがわ・やすひろ。
1972年9月5日生まれ、東京都出身。1999年プロ入り。
昭和の森ゴルフアカデミーで幅広い年代層をレッスン。実戦的でわかりやすい指導法に定評があり、これまでにレッスンしたゴルファーは2500人を超える。

ユーティリティの打ち方は7番アイアンのショットをイメージ

両腕とクラブがy字となる形をつくり、ハンドアップ気味に構える

一般的によく使われるユーティリティクラブはロフト角20〜21度の3番ユーティリティ、23〜24度の4番ユーティリティです。

3番ユーティリティは4番アイアン、4番ユーティリティは5番アイアンとロフト角がほぼ一緒ですが、アイアンと比べてソールに厚みがあるため、振り抜きがスムーズですし、ボールが上がりやすくてキャリーが稼げるのが長所です。

フェアウェイからのショットだけではなく、色々な場面で活躍してくれるクラブですからキャディバッグに入れておくことをオススメします。

ユーティリティの打ち方のコツは、基本的に7番アイアンのショットと一緒です。スタンスは肩幅くらいで体重を左右均等に乗せます。ボールの位置は左胸の前、スタンスの中央よりもボール半個から1個ぶん左となります。

両手の位置は左モモのツケ根の前。正面から見ると両腕とユーティリティクラブがy字の軽いハンドファーストの体勢となるのがベストです。両手が右モモのツケ根の前では逆y字の構えとなり、すくい打ちのミスを招きやすくなります。

注意したいのはハンドダウンに構えすぎないようにすること。フェアウェイウッドよりもヘッドが小粒ですが、視覚的な面からクラブを上から芝に押さえつけるように構えるゴルファーが多くいます。

アドレスをつくるときは手元を低く下げずに、ソールの全体を芝に軽くつけてクラブのライ角どおりに構えましょう。フェアウェイウッドよりもシャフトが短いため、ハンドアップ気味のアドレスとなるのが自然です。

4番ユーティリティと3番ウッドを比較するとシャフトの長さがかなり違うことがわかる
クラブヘッドを上から押さえつけてハンドダウンに構えすぎないように注意しよう
ソールの全体を芝につけてクラブのライ角どおりに構えると、ハンドアップ気味のアドレスとなる
ボールの位置はスタンスの中央よりやや左。両手を左モモのツケ根の前にセットし、両腕とクラブがy字に見えるような構えをつくろう
両手が右モモの前では逆y字の構えになってしまう。すくい打ちにつながり、ボールを正確にとらえられない

ユーティリティのフォロースルーはクラブヘッドを低く長く出していくイメージ

ユーティリティのスイングに関しては7番アイアンのショット同様、ダウンブローにボールをとらえましょう。

アドレスの姿勢から胸を右に向けながらバックスイングし、体重を右足に乗せます。トップで背中が目標を指すくらいまで上体を回転させたら、ダウンスイングの始動では胸を開かずに体重を左足に乗せていきましょう。

トップの位置にクラブを上げたら、少し「間」をおくことで下半身リードのダウンスイングができるようになります。

アドレスはややハンドファーストの体勢ですが、インパクトではクラブのロフトを少し立ててハンドファーストの度合いを強めて打つのがポイントです。

ボールを上からヒットし、フォロースルーはクラブヘッドを低く長く出していくイメージ。ボールをヒットした後にソールが滑っていくという感覚です。

ただし、上から鋭角に打ち込もうとして上体が突っ込んだり、頭が下がったりしてはいけません。頭の位置をキープし、体をコマのように軸回転させればスイングの軌道が安定して、アイアンに近い感覚でダウンブローに打つことができます。

アイアンでダウンブローに打つとフェースの刃が刺さってダフリとなりやすいという人もユーティリティクラブで打つとソールが勝手に滑り、フォロースルーがしっかりとれるようになります。

正確にヒットできたら飛距離を稼げますが、飛ばそうとして振り回すのは避けましょう。スイングのイメージはあくまでも7番アイアンのショット。グリーンまで残り180ヤードといった状況で、無理に届かせようと力んではスイングのバランスが崩れてダフリやヒッカケ、チョロなどのミスが生じます。狙ったターゲットにボールを運ぶ気持ちになって、7〜8割くらいの力感でスイングすることが大切です。

うまく当たらないとボールに合わせにいってインパクトしたら終わりという感じの手打ちスイングになりがちですが、これもダメです。振り抜き感覚に乏しいなと感じたら、フォロースルーでクラブを振り抜くポジションを確認し、そこからバックスイングしてフィニッシュへと振り切る素振りを数回繰り返しましょう。

あるいはトップとフィニッシュの間を往復させる連続素振りも効果的です。クラブを振っているうちにバランスよく振る感覚やリズム感がつかめてきますし、クラブヘッドの軌道の残像がはっきり見えてきて、理想的なスイングのイメージが明確となります。

バックスイングでは体をしっかり回し、ダウンスイングは左足に体重を乗せて振り下ろそう
構えたときよりもクラブのロフトを立てるイメージでインパクト
フォロースルーでクラブを低く振り抜き、フィニッシュへと導いていく
ボールに当てようとするとインパクトで終わりのようなスイングとなり、フィニッシュまで振り抜けない
振り抜きたいポジションを先に決めて、そこから素振りを繰り返すとしっかりスイングできるようになる

ユーティリティの打ち方を上達!インパクトで止める練習で正しいダウンブローをマスター

ユーティリティの打ち方のコツをつかむための練習法としては、インパクトで止める練習がおすすめです。バックスイングで体をしっかり回し、ボールをダウンブローにとらえたところでクラブをストップさせるのです。

とはいえ勢いよく振り下ろしたクラブをインパクトの場所で止めるのは不可能なこと。惰力によってクラブヘッドがフォロースルーまで進みます。

このフォロースルーのクラブの止まり具合をチェックして頂きたいのです。ボールをすくい上げるクセのある人はフォロースルーで左半身が伸びて両ヒジが縮んでしまいます。ボールを正しくダウンブローに打てている人は体重が左足にしっかり乗り、両ヒジがきれいに伸びてクラブヘッドが低く長く出て行くような形となるはずです。

この練習を積むとユーティリティクラブがどんどんうまくなり、スコアアップがすぐに実現することでしょう。

ボールをヒットした位置でクラブを止める練習でユーティリティクラブに自信をつけよう
フォロースルーで両腕がきれいに伸びて、クラブが低く出て行けばダウンブローに打てた証拠
すくい打ちになる人はフォロースルーで左半身が伸びて、両腕が縮んでしまう

取材・写真/三代 崇 協力/昭和の森ゴルフコース、昭和の森ゴルフ練習場

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