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静かなスイングで大きく飛ばせる!テレサ・ルーのドライバースイングを写真で解説

力が落ちてきたシニアがマネしたい、飛ばしのエッセンス

2020/04/23 ゴルフサプリ編集部

『結果にコミットする』で話題のライザップ・ゴルフ。今回は、チーフインストラクターの「斉藤 功」コーチが特別に、話題の女子プロゴルファーのドライバースイングを解析。独自のメソッドで「マネるべきポイント」をわかりやすく解説してくれた。
第二回目は、安定したプレーで確実に成績を残し、9年連続シード権をキープし続けている『テレサ・ルー』のドライバースイングを解析。
仲間内からも定評のある美しいスイングから生み出される平均飛距離は251.51ヤード、2019年のJLPGAドライビングディスタンスの順位は 5位。静かな飛ばし屋からヒントを得て、スキルアップに役立てよう。

解説:ライザップ ゴルフ 斉藤 功(さいとう・いさお)コーチ

「体重移動を大きく、効率よく使ったスイングで、大きな飛距離を生み出しているスイング。ポイントは、テークバックでの上半身の動きや、右カカトを上手に使ったインパクトでの腰の切り返しです」

「また、スタンス幅を狭めにすることでカラダの回転がしやすくなるので、筋力が落ち気味なシニア層でもマネできるスイングと言えるでしょう」

テレサ・ルーのドライバースイング|アドレス

スタンスは狭め。ボール位置は左カカトよりやや内側

「効率のいい体重移動やカラダの回転のためには、スタンス幅は肩幅が基本ですが、テレサ・ルー選手は、少し狭めです。狭くすることで、大きな筋力がなくても、カラダの回転が楽になり、大きいスイングアークがつくれます」

体重半分は左5:右5。ボール位置は左カカトより内側寄り

「ボール位置が左足カカトよりも内側なのは、テレサ・ルー選手が自分自身のスイングの最下点に合わせているからです」

「基本的に、ボールの最下点は頭の下です。ダフりがちな人は、スイング中に、アドレス時より頭が右に動いてしまったり、球を上げようとして、打つ瞬間に頭が右に動いてしまい、最下点の位置が右にずれ、ティアップの位置と違ってしまうからです」

テレサ・ルーのドライバースイング|テークバック

肩を回転させて、上体を一気に右にもっていく動き

「上半身と下半身は一体感をもちつつ、肩の回転で右に一気に体重を移動させています。テレサ・ルー選手の場合、頭の位置はインパクトまで変わらないので、一般的なボール位置よりも内側寄りのボール位置がスイングの最下点となるのです」

「クラブの開閉は行わず、アドレス時の状態がキープされています。強く厚いインパクトになり、真っすぐ遠くに飛ばすための条件のひとつです」

テレサ・ルーのドライバースイング|バックスイング

肩甲骨の可動域が広く、右ヒジが伸びている

「ライザップ ゴルフのメソッドの基本は、左腕が地面と平行の時点では、右ヒジが地面を指しているのが理想ですが、テレサ・ルー選手は、肩甲骨の可動域が広いようためか、右ヒジが伸びています」

「ですが、上半身と下半身の捻転差がしっかりとできているのでミスにはなりません。初動から一気に体重を右に移動させ、円弧が大きなテークバックがつくられています」

アマチュアにありがちなのは、上半身を回さずに、腕だけでクラブを上げてしまうミス。右ヒジがカラダの背面を指す形になってしまい、真っすぐ飛ばせるインパクトを迎える動きが難しくなる。

テレサ・ルーのドライバースイング|トップ

高いトップは飛ばしの要素。上半身と下半身の捻転差も最大限に

「テレサ・ルー選手は、トップの位置がとても高いです。これは肩甲骨の可動域が広いからでしょう。結果、スイングアークが大きくなり、飛距離アップにつながります」

「また、胸椎の可動域も広く、上半身が十分に回転し、下半身との捻転差が最大限大きくなっています」※胸椎……胸の高さにあたる脊椎のこと。

「シャフトが1インチ(約2.5センチ)長ければ、理論上では飛距離が10ヤード伸びると考えられます。つまり、高いトップをつくることで、シャフトが長くなったと同様の飛距離が得られるのです」

「アドレスの時点で猫背気味な人は、胸椎の可動域が小さいことが原因であることが多いです。猫背は背骨、つまり軸が歪んだ状態なので、捻転が十分にできません」

テレサ・ルーのドライバースイング|ダウンスイング

下半身主導の動き。右カカトが上がり、右ヒジはカラダの近くを通る

「このタイミングで、右カカトが上がり始めて腰を切る動きが始まっています。右ヒジはカラダに近いところを通っています。そして、下半身からダウンスイングをスタートさせることで、遠心力が適切に働き、クラブが加速します」

「飛ばそうとして手を先に動かしてしまうと、逆にカラダの動きが妨げられ、捻転の解放によって生じるパワーを生かすことができません」

テレサ・ルーのドライバースイング|インパクト

右カカトが上がり、素早い腰の切れを使ったインパクト

「バックスイングで、右側に移動した体重を、腰を切って一気に戻すことで遠心力が生じ、ボールにスイングのパワーがしっかりと伝わっています」

右カカトが上がると、自然と腰が切れる。体重も自然と左に乗れる

「右カカトを上げると、右腰が勝手に回転して、最大限になった捻転から生まれるパワーを一気に放出できます。体重が右に残っていると、右カカトは上がりません」

テレサ・ルーのドライバースイング|フォロー

頭の位置が動かず、ワキも緩んでいないのは遠心力が働いているから

「頭の位置が動かず、しっかりと軸をキープできていて、ヘッドの遠心力につられてカラダが自然に回転しているのがわかります」

「また、インパクトを終えても、両ワキは緩んでいません。左ヒジが引けるなど、ワキが緩むと腕(クラブ)とカラダとの距離感が変わってミート率は下がってしまいます」

テレサ・ルーのドライバースイング|フィニッシュ

カラダが飛球線より少し左に向き、体重は完全に左に乗りきっている

「カラダを十分に使い、大きいスイングをした結果、グリップは右耳横にしっかりと収まっています。さらに、カラダの正面は飛球線方向より左を向いています。これも、ボディターンで動いた結果です」

「アドレスからインパクトにかけて、しっかりとカラダ主導のスイングができれば、おのずとフィニッシュが決まってきます」

「ボールを上げたい、もっと飛ばしたい、という気持ちが強すぎると、どうしても手打ちになりがちで、フィニッシュで100%左足に乗ることができないので、フィニッシュのカタチはスイングに欠点があることを教えてくれるでしょう」

「また、筋力がない人が体重移動を意識しすぎると、バックスイングで右サイドへの動きを止めることができず、スエーしてしまいがち。スタンスを狭めにすることで余計な動きを防ぐことができるので、ぜひ参考にしてみてください」

【テレサ・ルー】
1987年10月13日生まれ。164cm。A型。台湾出身。2019年度賞金ランク23位。ドライビングディスタンス251.51ヤード。太陽生命所属。

連続写真:ヤマハレディースオープン葛城(2019年)
連続写真撮影:相田克己

ゴルフ上達の3大要素「再現性の高いスイング」「研ぎ澄まされたメンタル」「戦略的なゲームプラン」を実現する「RIZAP GOLF」オリジナルメソッドにより、一人ひとりの目標スコア、弱点、そして体格や筋力に合わせたトレーニングメニューを構築。

マンツーマン指導とスキルの科学的分析、そしてリアルなコース環境を再現したスタジオでのトレーニングにより、短期間のスコアアップを可能に。

「コーチ全員が、高いゴルフ技能はもちろん、人体のしくみ、クラブに関する物理的知識などを学んでいます。ぜひ気軽に体験レッスンを受けてみてください!」

取材協力:ライザップ ゴルフ・六本木店
 〒106-0032 東京都港区六本木2-2-8 KDX六本木228 ビルB1F
 フリーダイヤル:0120-063-700


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