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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.15

2020/05/16 ゴルフサプリ 編集部

パットの出来で、その日のスコアが決まるといっても決して過言ではない。もちろん正確なストロークを実行することも大事だが、ライン読みを含めたマネジメントのコツや、ボギーパットを良しとする思考法なども90切りに欠かせない要素となるのだ。

【マネジメント編】カップの先の傾斜も見るのが上手なライン読みの秘訣です

他人のパットがどうコロがるかもよく見ておこう

ボールがカップの近くまで転がり、スピードが遅くなったところで急に方向を変えるケースが多い。カップのすぐ先の傾斜に影響されやすいためだ。

グリーンの傾斜の読みってとても微妙で、プレーヤーによってラインが違って見えることがよくあります。プロキャディの立場上、選手とラインの相談をよくしますが、たまに意見が分かれます。選手が「フックラインに見える」と言っても、私がスライスラインに見えたら、「ゴメン、スライスにしか見えない」とはっきり伝えます。ラインで迷ったら真っすぐ打つのがいいという意見もありますし、プロの直感にまかせるケースもあります。

グリーンの傾斜の読み方の基本は、まず花道からグリーンに上がるときにグリーン全体の傾斜を確認して一番高い場所を見つけます。次にボールとカップの間の細かい傾斜を読みますが、周囲の景色に惑わされないように両目の上を両手で覆って景色を遮断するとか、ラインを真横から見てどちら側が高いかを見たりします。水が流れる方向に傾斜や芝目が向きやすいことも判断材料の一つです。

経験豊富なゴルファーならよくご存知かと思いますが、案外見落とされやすいのはカップの先の傾斜も見ておくことです。ほとんどのゴルファーはボールからカップの手前までのラインしか見ないでしょう。しかし、最後のひとコロがりでどう切れるかは、カップのすぐ先の傾斜に左右されやすいのです。ストレートラインに見えてもカップの先の傾斜の右側が少し高いなと思ったら、カップの手前でボールが左に切れやすい。そんなときはカップの右端を狙うという具合に対応するといいでしょう。

同伴プレーヤーのパットを見ておくことも大切です。この場所から打つと最後にどちら側に切れるのか。「今のは少し右に切れたね」「もうちょっと左側に打ち出すのがいいかな」。選手とそんな会話をしてラインの読みを微調整しています。

初めての釣り体験です。サビキ釣りで
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伊能恵子
(いのう・けいこ)

千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

【メンタル編】Q.「ボギーパットは入るけれどパーパットが入りません」

自分のできることにもっと目を向けるようにしよう

ボギーパットが入るのはとても良いことだ。そこに目を向けて自分の強みにし ていけば、パーパットが入る回数も増えてくるはずだ。

ボギーパットは入るのだが、パーパットは入らないということですが、これって自分を設定してしまっているんですね。「ボギーパットだから入る」、「これはパーパットだから入らない」と最初から決めつけているわけです。

ボギーもパーも同じ一打のはずです。それなのに心の隅に「パーはいいが、ボギーはダメ」という気持ちが働いて、スコアに意識がいくだけで体の動きが変わってしまい、結果となって表われやすいのです。

昔、ジャンボ尾崎さんに「世界一パーパットが上手いプロ」といわれた選手がいましたが、これは揶揄でも何でもなくて最高の褒め言葉だと思います。それと同じでアベレージゴルファーにとって、ボギーが入ることはとても良いことです。

パーパットが入らない、ボギーパットも入らないというのなら単なる技術不足といえます。しかしボギーパットが入るのであれば、パットの上手い人といっていいでしょう。自分に上手に暗示をかけられたら、そのうちパーパットも入るようになります。

要は自分に都合のいいように解釈すればいいのです。パーパットが入らないことよりも、ボギーパットが入ることに目を向けて、そこを自分の強みにしていけばスコアメイクの面で大きな効果があります。

ゴルファーの皆さん、「これができない」「あれもできない」と、そればかり口にします。発想がネガティブというか、自分を否定してしまっているのです。「これができます」「あれもできるんです」と胸を張って口にして頂きたいとつくづく思います。

できないことを数えていくと自信がなくなるけど、できることを数えていくと自信につながります。自己肯定の方向に自分を導いていくことが、メンタルコントロールの面でもとても重要です。

A. 「ボギーパットが入ることを自分の長所と肯定しましょう」

北野正之
(きたの・まさゆき)

1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。
松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。

イラスト/庄司 猛 北村公司

GOLF TODAY本誌 No.575 114~115ページより


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