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アイアンのダウンブローをマスター!即効性の高い練習ドリルを公開

【本家本元によるスペシャルレッスン】

2020/07/06 ゴルフサプリ 編集部

もっとダウンブローに打てるようになりたい! そう願うゴルファーたちのために即効性の高い練習ドリルを公開。アイアンの切れ味もぐっと増すはずだ。

●やっぱりアイアンはダウンブローに限る!!【本家本元によるスペシャルレッスン】
Prologue:森守洋いわく…
Part1:本当のダウンブローの基本をマスター!
Part2:本当のダウンブローをマスターするコツ!
Part3:本当のダウンブローをこのドリルで完全マスター!

監修 森 守洋
もり・もりひろ/1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてミニツアーを転戦しながら腕を磨く。帰国後、陳清波に師事し、ダウンブロー打法を学ぶ。現在は東京都三鷹市で『東京ゴルフスタジオ』を主宰し、多くのアマチュアを指導。原江里菜らツアープロのコーチもつとめる。

レッスン 赤坂友昭
あかさか・ともあき/1985年生まれ、福岡県出身。クラブ力学、物理学、運動力学などを日々追求しながら、東京ゴルフスタジオ、トータルゴルフフィットネスにてプロからアマチュア、ジュニアまで幅広くレッスンを行っている。

[ドリル 1]グリップ支点の動きを体感➡クラブぐるぐる回しドリル

ダウンブローに打ちたいけれど、どうしても体ばかり回してしまい、腕がスムーズに振れない。そう感じている人は手首が硬いのが原因と考えられます。

ダウンブローのスイングには柔軟なリストワークが欠かせません。そこで両手でクラブを真っすぐ立てて持ち、両ヒジを下に向けたままでクラブを時計の針が進む方向にぐるぐる回してみましょう。自分から見て右回りが正しい方向で、クラブを逆方向に回してはダメ。実際のスイングと反対にクラブを振る感覚となるからです。

手首の硬い人はクラブをスムーズに回せず、体が左右に動いてしまいがち。右手だけで持ってぐるぐる回したり、左手だけでも回したりして手首の柔軟性アップにつとめましょう。グリップ支点の振り子運動のマスターにも大きく役立ちます。

自分から見て右回りに動かすのが大事なポイント

このドリルは時計の針が進む方向にクラブを回すのが絶対条件。クラブの正しい動きを感知するためだ。

右手だけでぐるぐる回す練習も!

クラブを右手だけで持ち、ぐるぐる回す練習もしておくと上達効果が高い。

手首の硬い人は要注意!

手首が硬い人はクラブをスムーズに動かせず、体が上下にブレやすい。

[ドリル 2]コッキングを覚える➡ 右手フィンガー スプリットハンドドリル

両手を離してクラブを持つスプリットハンドドリルです。この場合は右手の指でクラブを支えるように持ち、左手を押し下げるようにしてテークバックを始動しましょう。こうするとテコの原理でクラブヘッドがすっと上がっていきます。

コッキングはクラブを上げながら手首を折る動作と思われがちですが、テークバックの始動で「左手は下に、右手は上に」作動させるのが正解です。そのままトップまで上げて、インパクト地点まで振り下ろす素振りを繰り返しましょう。

左手は通常のグリップをつくり、右手はグリップのシャフトに近い部分に指を引っかけるように持つ。
テコの原理で左手を押し下げるとコッキングが自然に作動する。そのままダウンスイングしてみよう。

[ドリル 3]ダウンブローが身につく➡ ショートグリップスイングドリル

シャフトを握るくらいまでクラブを極端に短く持って構え、ボールを打つ練習です。通常よりも前傾角度がかなり深くなるため、球を正確に打つには体の余分な回転を抑えてクラブを縦に振るしかありません。というよりもクラブを横には振れないから、勝手にダウンブローとなるのです。

バックスイングで体を回しすぎたり、インパクト以降でクラブを左に振ろうとしすぎたりすると腕が正しく振れません。「体を回す=腕を横に振る」という現象が起こり、ダウンブローに打てないのです。このショートグリップスイングドリルはダウンブローを簡単に体感できる究極のドリルです。スイング修正法としてぜひ実践してください。

クラブを短く持ち、前傾姿勢を深くして構える

右手の人差し指がシャフトに軽く触れるくらいまでクラブを短く持って構えよう。
クラブを縦に振る動きや、ボールをダウンブローにとらえる感覚がすぐにつかめる。
前傾角度が深くても両ヒザが前に出ると体が横に回転してしまいやすい。

[ドリル 4]腕の力をかける方向を理解➡ 右手ボール投げドリル

右手の指先で球を持ち、右足の前に向かって思い切り投げつけるドリルです。地面にパワーのベクトルをぶつけようと思えば胸を開かず、真下に振り下ろせます。その流れで右腕はフォロースルーへと向かい、右ヒジから先が自分から見て左側に回旋します。この動きがダウンブローにヒットし、自然なフェースターンを促してくれるのです。

体を回す意識の強い人は球を右足の前に投げることができません。ターゲット方向に投げるような動きとなり、ダウンスイングで胸が早く開きやすいためです。実際にクラブを持って球を打つときも、右手に持った球を下に投げるイメージでダウンスイングしましょう。

右手のボールを思い切り投げると両ヒザが勝手に伸び、その流れで右腕はフォロースルーへと向かう。

松山英樹も深い前傾角キープでダウンブローにインパクトしている

体を横に回すイメージの強い人は軸ブレを起こしやすい。ボールに対してパワーをぶつけることもできない。
目標方向にパワーをぶつけようとすると体が早く開く。結果的にダウンブローに打てなくなる。

[ドリル 5]2つの振り子運動をリンクさせる➡ 両腕三角ガチガチドリル

体と腕の動きを分けて覚えるドリルです。第一段階はまず両腕を伸ばしてアドレスの姿勢をつくりましょう。そして両肩と両腕の三角形をキープし、手首を固定したままで上体を左右に回転します。グリップをガチガチに握るわけではなく、両腕を伸ばしたままでスイングするのがコツです。これが頚椎上部付近を支点とした第二振り子運動のベースとなります。

第二段階としては体の回転を主体にした振り子運動を持続しながら手首を解放しましょう。グリップ支点の第一振り子の運動を作動させるだけで、ほぼスイングの完成形となります。そう考えれば第一振り子と第二振り子の連動はさほど難しいことでないと思えてくるでしょう。このドリルはスイング中にヒジを曲げすぎるクセがある人の修正法としても効果的です。

手首を固定し、両腕を伸ばしてクラブを振る
第二振り子の運動を続けながら手首を稼働させよう。 これだけでスイングの基本形が出来上がる。

[ドリル 6]グリップがリードする感覚を知る➡ 犬のお散歩ドリル

愛犬を散歩に連れていくときは、飼い主が犬をリードします。犬がどこかに勝手に進もうとするとリードを引っ張って、飼い主が歩く方向に従わせるでしょう。犬の散歩もこうして考えてみる、ダウンブローをマスターする良きヒントとなるのです。

自分の手元はグリップで、犬はクラブヘッド。犬を正しい方向に導いてあげるときは、「手元を引っ張る=ハンドファースト」というわけです。グリップを指先でつまんで持ち、クラブヘッドを色んな角度へと引っ張ってみましょう。クラブヘッドがグリップの先に進んだら、逆方向に引っ張る。これを繰り返すのです。

犬を散歩させるイメージでクラブヘッドを引っ張ろう。先まで進んだら、グリップを引っ張って逆方向に戻す。

クラブが主、体は従。タイガーも主従関係を守っているからダウンブローに打てる

テークバックでコッキングを使い、ダウンスイングではグリップがリードする。
ダウンブローにとらえた後、右腕が自然に伸びてフェースが返り、フィニッシュへと向かう。

撮影協力/東京ゴルフスタジオ、高根カントリー倶楽部

GOLF TODAY本誌 No.577 30〜35ページより

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