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「いまどきツアーをデータ斬り!」国内外のゴルフツアーをあらゆるデータで一刀両断 Vol.76

2021/05/02 ゴルフサプリ 編集部

国内男子ツアーの2021年初戦、東建ホームメイトカップで大学3年生の中島啓太が史上5人目のアマチュア優勝をかけて戦った。結果は惜しくも優勝した金谷拓実に1打及ばずの2位。では、アマチュアの2位は史上何人目なのだろうか。

国内男子開幕戦で大学生アマが堂々2位! 2位は史上何人目!?

中島啓太

世界アマチュアゴルフランキング1位経験者同士の優勝争いとなった東建ホームメイトカップ。軍配は昨年プロ転向した先輩の金谷にあがった。それでも中島は最終ホールでバーディを奪って金谷を楽には勝たせなかった。

金谷拓実

1973年のツアー制度施行後、倉本昌弘(1980年中四国オープン)、石川遼(2007年マンシングウェアカップKSBオープン)、松山英樹(2011年三井住友VISA太平洋マスターズ)、そして金谷(2019年三井住友VISA太平洋マスターズ)に続く5人目のアマチュア優勝は逃したが、中島自身3度目のトップ10入りで自己最高の2位。すでに優勝するにふさわしい実力を有していることは間違いない。

1973年以降、アマチュアの2位は今回の中島で12例目となる。1970、80年代は5例中4例が九州オープン。プロが各地区に分散するために層が薄く、アマチュア選手が上位に入りやすかった地区オープンの中でも際立っている。1984年に日本が世界アマを制した時のメンバーである尾家清孝は九州オープンで2度も2位を経験。同じく世界アマ優勝メンバーである加藤一彦は1982年札幌とうきゅうオープンで2位に入っている。

1990年代は優勝も2位もゼロだったが、21世紀に入ってから大物アマチュアの躍進が目立つ。まず宮里優作が2度2位を記録し、松山は優勝した後に2位が2度あった。金谷は大学1年時の2017年日本オープンで池田勇太と激しく優勝を争い、1打及ばなかった。

2019年のアジアパシフィックダイヤモンドカップでは現在大学4年生の米澤蓮が1打差2位。そして今回の中島と、近年は男子もアマチュアが優勝争いすることが珍しくなくなってきた。優勝、2位の合計16例中10例が21世紀に入ってからの出来事である。

21世紀にアマチュアで優勝か2位を経験した宮里、石川、松山はプロ転向後に賞金王を手にしている。金谷もルーキーながら賞金王レースを引っ張る存在になった。中島と米澤も今後、さらに飛躍することが期待される。

男子ツアーで2位に入ったアマチュア選手

大会 選手名 優勝者との差
1978年九州オープン 一ノ瀬智 1打差
1981年九州オープン 友利勝良 4打差
1982年札幌とうきゅうオープン 加藤一彦 7打差
1986年九州オープン 尾家清孝 4打差
1988年九州オープン 尾家清孝 3打差
2001年三井住友VISA太平洋マスターズ 宮里優作 2打差
2002年アジア・ジャパン沖縄オープン 宮里優作 3打差
2012年サン・クロレラクラシック 松山英樹 2打差
2012年ダンロップフェニックス 松山英樹 5打差
2017年日本オープン 金谷拓実 1打差
2019年アジアパシフィックダイヤモンドカップ 米澤蓮 1打差
2021年東建ホームメイトカップ 中島啓太 1打差


文・宮井善一
1965年生まれ。和歌山県出身。スポーツニッポン新聞社でゴルフ記者を8年間務め、2004年にフリーのゴルフライターとして独立。ゴルフ誌などに執筆のほか日本プロゴルフ殿堂オフィシャルライターとして活動している。元世界ゴルフ殿堂選考委員。

撮影トーナメント/2021東建ホームメイトカップ
撮影/相田克己



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