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スコア80台でラウンドするためのゴルフ学|メンタル&マネジメント VOL.29

2021/06/28 ゴルフサプリ 編集部

ピンチを迎えた場面では、どう打開してスコアロスを最小限に食い止めるか。その思考が90切りの大きなキーポイントとなる。プロやシングルゴルファーたちは、状況次第ではパーを捨ててプレーするのも必要になってくるということを経験で知っているのだ。

ゴルフトゥデイ本誌589号/106〜107ページより

【マネジメント編】奥からの難しいアプローチは「ボギー狙い」で頑張りましょう!

打つ前の素振りでショットのリハーサルをする

グリーンを狙ったセカンドショットがオーバーして、グリーン奥の傾斜地まで飛んでしまいました。次のアプローチは左足下がりです。こんな難しい場面を迎えたときは90切りを目指す人なら、頑張ってボギーで上がることを第一に考えましょう。

プロたちでもピンに寄せるのは至難のワザですから、ピンに寄せるよりもグリーンに乗せて2パットで上がる作戦を立てるのがベスト。ターゲットを広く設定し、ボールをどの辺に落とせばグリーン上で止まってくれるかをイメージしましょう。

そこで重要になるのが打つ前の素振り。ピンを見たままで素振りを繰り返し、ボールがグリーンに乗ってコロがっていくシーンを思い描くのです。下を向いたまま素振りしてはショットのイメージが浮かんできません。たとえば4~5メートル先のゴミ箱に向かってゴミを投げるときは、目で距離を測って投げますよね。アプローチも一緒です。

ピンの位置次第でグリーンに直接乗せるのはリスクが大きいケースもあります。自分から見てピンがグリーンの真ん中か奥ならグリーンの面を広く使えますから、グリーンエッジの少し先に乗せるのがいいでしょう。ピンが手前側でグリーンの面があまり使えなければ、グリーンエッジの手前に落としてクッションさせる作戦がオススメ。グリーンエッジの手前にバンカーや深いラフなどがあって、それも不可能ならグリーンエッジの先に落とし、何とかピンの先に止めて、次のパットでピンに寄せることに全力を注ぎましょう。

左足下がりからのアプローチではボールが低く出ますし、グリーンも下り傾斜です。ボールが止まりにくいことを計算に入れて、ショットのイメージ作りをしましょう。クラブはSWかAWを使いますが、意図的にボールを上げようとしてはいけません。しゃくり打つとザックリやトップ、シャンクなどのミスになってしまいますよ。

ピンが手前側ならグリーンエッジの手前に落としてクッションさせる作戦がベスト。 グリーンの手前に障害物あれば、グリーンに直接乗せて何とかピンの先に止めるしかない。

30年ぶりに田野井章江プロとバッタリ。盛り上がりました(笑)。

伊能恵子
(いのう・けいこ)
千葉県出身。男女ツアープロをサポートするプロキャディの第一人者。現在は主に片岡大育のキャディをつとめる一方、リンパセラピストとしても活躍中。

【メンタル編】Q.「他人のプレーに惑わされてリズムが狂ってしまいます」

相手に合わせるより自分のリズムを大事にしよう

他人のプレーにリズムが狂わされてしまうというご質問ですが、確かに周りの人に影響される人ってすごく多いと思います。プレーの早い人もいれば遅い人もいますし、上手い人も下手な人もいるので、それは仕方ないことかもしれません。でも自分のルーティンに入ったら、劇場にたとえれば自分だけがスポットライトを浴びているようなものですから、自分のプレーだけに集中しましょう。

クラブを構えたら他人は喋らない、動かないというセオリーがあり、誰かが「ワッ!」と叫ぶような邪魔も入りません。ということは他人は邪魔していないわけで、そこでミスショットが出たとしたら自分の心が邪魔をしているということになります。

他人のプレーのリズムなどは頭から切り離して、「自分はこんな球を打ちたい、こんなスイングをしたい」というところにしっかり目を向けましょう。

とはいえ一緒にプレーしていて歩くテンポが合わなかったり、会話が弾まなかったりで「調子狂っちゃうな~」と思うこともありますよね。私も昔はそうでしたが、プレーの遅い人がいてその人の分まで自分が急いでも何にもなりません。プレーが遅れないように気を遣うということは、その人が好きなものを食べまくっていて、自分は食べたいのを我慢して、なおかつその人の分まで自分がお金を出しているような心理になってきませんか。そう考えれば、こんなに馬鹿馬鹿しいことありませんよね。

自分が誰にも迷惑をかけていなければデンと構えていればいい。仮にスロープレーで注意されても、自分に責任がなければ罪悪感を背負うこともない。プレーの遅い人にやんわりと「もう少し急ぎましょう」と促すのも必要かもしれませんが、自分のプレーのリズムを守り通し、自分のベストプレーを引き出すためには、そのくらいの開き直りが必要だと私は思います。

A.「自分は自分、他人は他人。そんな開き直りも必要です!」

一緒にプレーするゴルファーは色々な人がいるが、相手のプレーに合わせる必要はない。自分のルーティンを大事にし、速やかなプレーを心がければいい。

北野正之
(きたの・まさゆき)
1966年5月18日生まれ。93年プロ入り。松原ゴルフガーデン(埼玉県草加市)やサザンヤードCC(茨城県水戸市)などで多くのアマチュアをレッスン。


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