ゴルフクラブのお手入れ方法|必要な物や手順を解説【初心者も簡単】
みなさんは、ゴルフクラブのお手入れをどれくらいの頻度でやっているでしょうか。ラウンド後に必ずやっている人、年に1度くらいやっている人、中には手放すまで1度もお手入れしない人もいると思います。
そんなゴルフクラブのお手入れの必要性や、どのような方法でやったら良いのかなど詳しくご紹介します。
ゴルフクラブのお手入れが必要な理由
ゴルフクラブのお手入れをしなければならない理由はいくつかあります。ゴルフ本来の目的である良いスコアを出すだけでなく、経済的な効果も期待できます。
- ゴルフクラブを長持ちさせるため
- サビや汚れにより機能性が損なわれてしまうため
- 高価買取が期待できるメリットも!
ゴルフクラブを長持ちさせるため
ゴルフクラブには、金属やゴムなどあまり耐久性のない素材が多く使われているため、経年劣化によっていつかは買い替えなければならなくなってしまいます。
ゴルフクラブは値段が高いので、1度買って気に入ったクラブであれば、できるだけ長く使っていたいですよね。
劣化を抑えてクラブを長持ちさせるためにも、こまめにお手入れをすることが重要です。
サビや汚れにより機能性が損なわれてしまうため
ゴルフクラブのフェースが錆びてしまうと本来のスピン性能は落ち、シャフトが錆びてしまうとフレックス通りのしなりがなくなってしまいます。
また、手の汗や泥がつきやすいグリップは汚れをそのままにしてしまうと滑りやすくなり、インパクトでボールに力が伝わりません。
日頃からゴルフクラブのお手入れをしておくことが、クラブ本来の機能を発揮することに繋がります。
高価買取が期待できるメリットも!
ゴルフクラブを綺麗に保つことは、買取店などで売る時にも大きなメリットがあります。
最近ではフリマアプリを利用し直接クラブの売買ができるようになったことで、使わなくなったゴルフクラブを売りに出す人は多くなったのではないでしょうか。
そんな時に、少しでも高い値段で買ってもらえるよう、しっかりとお手入れして綺麗な状態を保っていきたいですね。
ゴルフクラブのお手入れに必要な物
ゴルフクラブのお手入れには様々なものを使用します。掃除する場所や目的に応じて正しく使い分けましょう。それでは、代表的なお手入れ用具と、その使い方をご紹介していきます。
- 汚れを落とすためのブラシやスポンジ
- 艶出しのためのワックスやクリーナー
- サビ取りクリームやサビ防止スプレー
- 傷や汚れを防ぐコーティング剤
汚れを落とすためのブラシやスポンジ
ゴルフ場でショットをすればヘッドに土や芝が付きますし、練習場でショットをすれば人工芝の跡がつきます。こうした汚れが付いたままでは車や家の中が汚れてしまうので、ゴルフクラブを使う度に綺麗に落としましょう。
汚れ落としには、アイアンにはブラシ、ウッドにはスポンジを使うのがおすすめです。家にある使わなくなった食器用のたわしやスポンジ、使い古しの歯ブラシで代用してもOKです。ブラシやスポンジを水に濡らしてこすり、汚れが取れたら乾いたタオルで拭きましょう。
艶出しのためのワックスやクリーナー
ゴルフクラブが乾いたら、艶出しのワックスやクリーナーを使ってヘッドを磨きます。見た目を綺麗にするということはもちろんですが、ヘッドの表面を保護し、金属の劣化を防ぐ効果も期待できます。
ワックスやクリーナーを塗るときには、できれば新品のタオルを使うようにしましょう。汚れたタオルには小さな砂が混ざっていることがあり、それでドライバーのクラウンを磨いてしまったりすると逆に傷がついてしまう可能性があります。
サビ取りクリームやサビ防止スプレー
アイアンとパターのお手入れで必ず使いたいのがサビ取りクリームとサビ防止スプレーです。
雨の日のラウンド後、ヘッドは綺麗に拭くけどシャフトはそのままという人も多いのではないでしょうか。スチールシャフトも金属なので、雨に濡れたまま放っておくと錆びやすくなってしまいます。シャフトもしっかりと乾拭きして、最後にサビ防止スプレーを塗りましょう。
また、ノーメッキのウェッジや削り出しパターのヘッドは錆びやすいので、サビ取りクリームを使って錆びを落としてからサビ防止スプレーを塗るようにします。
傷や汚れを防ぐコーティング剤
ゴルフクラブにコーティング剤を施すことは様々なメリットがあります。
例えばコーティングすることでワックスやクリームよりも厚い層の膜ができるので、高い防傷、防汚、防錆効果が期待できます。
フェース面に塗ってしまうとクラブルールに抵触してしまうことがあるので、ソールやクラウンなどフェース以外のところに塗るようにしましょう。
ゴルフクラブのお手入れ方法|ヘッド・シャフト・グリップ
それでは、それらのアイテムを使ってどのようにお手入れをしていけばよいのか、ゴルフクラブのパーツごとの適切なお手入れ方法を、順を追って詳しくご説明していきます。
- ヘッドのお手入れ方法
- シャフトのお手入れ方法
- グリップのお手入れ方法
ヘッドのお手入れ方法
- バケツに水を入れ、ヘッドを水に浸します。
- たわしやスポンジを使ってフェースやソールについた土の汚れを落とします。ポケットキャビティ型のアイアンは溝の部分に汚れが溜まりやすいので、歯ブラシなどを使ってしっかり落としましょう。
- フェースの溝(スコアライン)に入り込んだ汚れを、ティーの先を使って落とします。
- 乾いたタオルでしっかりと水分を拭きとります。
- サビ防止スプレーを吹きかけ、乾いたタオルを使ってシャフト全体を磨きます。
シャフトのお手入れ方法
- 濡れたタオルでシャフトについた汚れを拭きとります。
- 軽いサビが見られるようであれば、メラミンスポンジを使って錆を擦り落とします。メラミンスポンジは塗装も削ってしまう場合もあるので、シャフトロゴが刻印されている場合は削らないように注意しましょう。
- サビがひどい場合にはサビ取りクリームを使ってサビを落とします。
- 汚れやサビが綺麗になったら、乾いたタオルで水分を拭きとります。
- サビ防止スプレーを吹きかけ、乾いたタオルを使ってシャフト全体を磨きます。
グリップのお手入れ方法
- 水をつけたブラシやスポンジでグリップを洗います。この時、グリップエンドの穴から水が入ってしまうとグリップの内側がサビてしまうので、グリップエンドにティーかボールマークを挿しておきましょう。
- 汚れが落ちないときや、まだ脂分が落ちてないときは、中性洗剤を使って洗います。
- 汚れが落ちたら、洗剤を水で洗い流します。
- 乾いたタオルで水分を拭きとります。
- しばらくクラブを使わない場合は、グリップにラップを巻きます。こうすることで、ゴムの劣化の原因となる乾燥を防ぐことができます。
ゴルフクラブのお手入れに便利なグッズ・アイテム
ホームセンターなどでよく売られている金属用メンテナンスグッズは、ゴルフクラブのお手入れにも効果的です。今回はその中でも特におすすめのグッズを3つご紹介します。
- ピカール
- KURE 5-56
- ベビーオイル
ゴルフクラブお手入れグッズ1. ピカール
ピカールは、金属の細かい傷やサビを落としてくれる研磨剤です。乾いたタオルに適量を塗り、クラブの気になる部分を強く磨いていきます。最初は白く曇ったよう見えますが、そこからさらに磨いていくと次第にヘッドの傷が消え、最後にはツヤのある状態にまで綺麗になります。ソールやフェースの擦り傷が気になり始めたら、ぜひ一度試してみてください。
>> ピカール液|日本磨料工業株式会社
ゴルフクラブお手入れグッズ2. KURE 5-56
KURE 5-56は、スプレータイプのサビ取り剤です。サビやすいノーメッキタイプのウェッジを使っている人であれば是非持っておきたいアイテムです。フェースやソールにスプレーを吹きかけ、タオルやブラシでこするだけでサビを綺麗に落とすことができます。サビの発生を防ぐ効果もあり、綺麗な状態が長続きするのが良いですね。
>> KURE 5-56 シリーズ|呉工業株式会社
ゴルフクラブお手入れグッズ3. ベビーオイル
赤ちゃんに使うベビーオイルは、クラブのお手入れにも効果的です。乾いた布にベビーオイル適量を含ませ、クラブ全体に塗り込みます。こうすることで表面に薄い油膜ができ、汚れが付きにくくなります。
原料となるミネラルオイルは、他のどんな物質にも反応しないという特性があり、肌についても全く刺激がありません。皮膚が敏感な人でも安心して使うことができます。
ゴルフクラブはお手入れを行なって綺麗に保とう
ゴルフクラブのお手入れについてご説明してきました。これまで一度もクラブの掃除なんてしたことがないという人も、その必要性や効果を理解していただけたのではないかと思います。
ぜひ今度ゴルフへ行った際には、家に帰ってクラブのお手入れをしてみてください。きっと今までとは見違えるほど、新品の時のような輝きを取り戻してくれるでしょう。
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