元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.12 吉田優利
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第12回は、00年生まれのミレニアム世代の代表選手ですでにツアー2勝を挙げた吉田優利の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.593 88ページより
強い“太モモ”が支える理想の「下半身主導」が精度とパワーを生み出す!
吉田優利
2000年4月17日生まれ。千葉県出身。158㎝。O型。
19年プロテスト合格。ツアー通算2勝。アマチュア時代から数々の大会で活躍してきた逸材。
ツアールーキーとして挑んでいる20−21シーズンにおいて、早くも2勝を挙げ大きな存在感を示している。
賞金ランク19位(10月31日現在)。
ココが「吉田」流飛ばしの秘密
ワイドスタンスの構えから最小限の動きでこなす確実な体重移動がいい!
吉田さんのスイングをひと言でいえば「理想的な下半身主導」。下の動きに上半身はついてくるだけで軸がまったくブレません。その秘密は、少しワイド目な構えから、トップで右足内側に、切り返し以降で左足内側にしっかり体重を乗せている点にあります。とにかく左右の太モモ同士の引き合いと粘りが見事で、両ヒザが暴れることなく最小限の動きの中で確実な体重移動ができています。これは強い下半身があってこそなせる技ですが、大きな筋肉を使って振るから軌道もリズムも狂わず、パワーも精度も抜群です。
ココがアマのマネどころ
余計な動きをなくすのがカギ。両ヒザの向きを保てば大きな筋肉を使える!
吉田さんのようなブレのないスイングを目指すには、余計な動きをそぎ落とすことが先決です。ポイントは両ヒザを正面に向けたまま、右股関節を止めて最小限のヒネりでテークバックすること。このとき腹筋に力をこめてお腹をネジることでグッと体幹が締まり、右足内側に体重が乗って下半身ががっちり安定するのを感じられるはず。あとは体のヒネり戻しでダウンスイングすれば、ヘッドは構えたところに戻ってくるので再現性はとても高い! コンパクトなスイングながらも大きな筋肉を使えることで、飛距離アップも期待できます!!
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
取材・文/今泉純子
撮影トーナメント/2021アース・モンダミンカップ
撮影/相田克己
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