元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.13 西郷真央
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第13回は、19年のプロテストで最年少合格者となった西郷真央の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.594 104ページより
叩いても振り負けない右腕使いは絶品!
西郷真央
2001年10月8日生まれ。千葉県出身。158㎝。AB型。
高校生でプロテストに合格(19年)した逸材。
ツアールーキーとして戦っている20−21シーズンは、優勝こそないもののトップ10入り16回と大活躍!
中でも2位(2位タイ含む)を5度マークしており初優勝が最も近い選手の一人。
20ー21賞金ランク4位。
ココが「西郷」流飛ばしの秘密
高いトップから一気にフィニッシュ! 手が近くを通って返るから飛んで曲がらない!
158センチと小柄ながら、高いトップからパンチのあるショットを放つ選手です。ハンドアップ目の構えからコックをあまり使わず体を大きく回してトップへ行き、あとはフィニッシュまで一直線という潔いスイングなのですが、インパクトからフォローにかけての右腕使いは絶品! これだけ気持ちよく叩いても振り負けないのは、ヒジから手首までの腕っぷしの強さがあるから。しっかり手を体の近くに通しながら確実に返せるのは持って生まれた才能でしょう。このパワフルさと緻密さがトータルドライビング1位の所以ですね。
ココがアマのマネどころ
フィニッシュ作りを最優先に! 左足で踏ん張れば左半身が逃げずに決まる!
西郷さんのスイングで参考するべき点は、ビシッと決まるフィニッシュです。フィニッシュが決まるということは軸がブレていない証拠で、イコール、スイング軌道も安定しているということ。それにあれだけ振ってフィニッシュが決まるのは見ていて気持ちいいですよね。彼女のスイングは、テークバックの仕方とかインパクトがどうかとか細かいことは気にせず、とにかくフィニッシュが決まることを最優先しているように見えて潔い(笑)! インパクト時に左足でグッと踏ん張って、左半身を逃がさないところがポイントです。
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
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