元賞金女王・古閑美保が教える! 女子プロからの飛ばしのヒント|Vol.15 高橋彩華
注目選手の激うまポイントとマネどころを紹介
いま注目を集める女子プロたちにみる〝飛ばし〟のヒントを、元賞金女王・古閑美保が、簡潔明瞭にレクチャーする本シリーズ。 第15回は、黄金世代の一人で最も初優勝に近い選手の一人といわれる高橋彩華の飛ばしの秘密と、アマが参考にしたいマネどころを紹介。ドライバーショット格上げのご参考にどうぞ!!
GOLF TODAY 本誌 No.596 121ページより
右ヒザが微動だにしない安定した下半身が生む、究極の1軸スイング!
高橋彩華
たかはし・さやか(東芝)1998年7月24日生まれ。新潟県出身。162㎝。A型。
18年プロテスト合格。渋野日向子や畑岡奈紗、原英莉花らに代表される「黄金世代」の一人。
20-21シーズンは出場50試合中、4割を超える21試合でトップ10入りと大活躍!
もっともツアー初優勝に近い選手の一人。21年賞金ランク11位。
ココが「高橋」流飛ばしの秘密
球を中寄りに置いて精度を追求! 右ヒザが割れない下半身の安定度が武器!
高橋さんは平均飛距離とFWキープ率順位を合算した“トータルドライビング”が6位。飛距離と方向性のバランスがよい「巧さ」が光る選手です。その秘密は、まったくブレない軸。バックスイングで右腰は大きく回っているにもかかわらず、右ヒザは前を向いたまま固定され、微動だにしません。これはプロの中でもトップクラス!! さらに腕も「上げて下ろすだけ」のシンプルな動きで一切余計な動きをしません。球を中寄りに置き、構えたところにきっちり戻してミートすることを優先した、究極の1軸スイングといえるでしょう。
ココがアマのマネどころ
寒い冬ゴルフにうってつけ! 目と球の距離を保てば構えどおりミートできる!
精度の高い「1軸スイング」が高橋さんの魅力だとお話しました。実はこのシンプルなスイングこそ、練習量の少ないアマチュアにオススメ! しかも体が動きにくい冬ゴルフにはうってつけです。体を大きく回そうとか、飛ばそうという気持ちを捨てて、とにかくアドレスしたところにしっかりヘッドを戻すことだけを考えましょう。ポイントは、彼女のように右ヒザを動かさないことと、目と球の距離をキープする意識を持つこと。これなら自然とスイングもコンパクトになって、久々のゴルフでも大崩れしないはずですよ!
こがみほ/1982年7月30日生まれ。167㎝。01年プロ入りし、03年にツアー初優勝。08年には年間4勝を挙げて賞金女王に。11年、左手首の故障もあり29歳の若さで現役を引退。ツアー通算12勝。『FOXスポーツ&エンターテインメント』で『古閑美保のスマートゴルフレッスン』を放送中。GMOインターネットグループのアンバサダーに就任。
撮影トーナメント/2021アース/モンダミンカップ、2021JLPGAツアー選手権リコーカップ
撮影/相田克己
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