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大西翔太の実践ですぐに役立つスイングのツボ 10ドリル

練習場で使える上達必須の71ドリル PART-3

2021/09/19 ゴルフサプリ編集部

理論をわかりやすく展開し、実践ですぐに役立つレッスンで人気の大西コーチ。そんな大西コーチが教えてくれるのはゴルフ上達に直結するスイングのツボ!

GOLF TODAY本誌 No.591 34〜41ページより

ドリル18|トップから「槍投げ」で、理想の切り返しを知る!!

ドリル18|トップから「槍投げ」で、理想の切り返しを知る!!

タメすぎを防げて、正しいプレーンに乗せやすくなる。

ドライバーで真っすぐ飛ばしたいなら、ダウンスイングの始動はクラブを目標と反対側に槍投げのように投げるイメージを持つのが大切です。感覚的にはダウンスイングの早い段階で、キャスティングしてタメを早くほどく感じ。これによりゆるやかなインパクト軌道が生まれ、インパクトがゾーンになり、方向性がグッと安定するのです。

このとき右肩をトップの高さに保ったままクラブを下ろすのがポイント。右肩が下がるとすくい打ちになるので注意しましょう。

右肩の高さをキープしたまま、目標と反対側に投げるイメージで下ろそう。緩やかなスイング軌道が生まれ精度がアップする。
右肩の高さをキープしたまま、目標と反対側に投げるイメージで下ろそう。緩やかなスイング軌道が生まれ精度がアップする。
グリップエンドが地面を指すのは避けよう。インパクトが点になり安定しない。
グリップエンドが地面を指すのは避けよう。インパクトが点になり安定しない。

ドリル19|右手と左手を離して握り「遠くに下ろす」動きをCHECK!!

ドリル19|右手と左手を離して握り「遠くに下ろす」動きをCHECK!!

①右手と左手を離してクラブを持ち、体から離して下ろす動きを確かめよう。切り返しでは手やグリップを体から離すイメージが◎。
②腕とクラブを体から遠ざけて下ろせば、体の右サイドのスペースが広く使えて腕をスムーズに振り下ろすことができる。
③腕を体に引きつけることなく下ろすことができれば、結果的にミート率がアップする。この動きを繰り返して体で覚えよう。

体の右サイドのスペースが広く使えてスムーズに振れる。

ドライバーで飛ばそうとして、ダウンスイングでタメすぎるのはNG。腕でタメを作ろうとすると腕を体に引きつける形になり、腕と体の間隔が近くなりすぎてスイング軌道が鋭角になりすぎてしまうからです。インパクトで手が先に出たり右肩が突っ込んだりしてさまざまなミスを招きます。手はできるだけ体から離して下ろしてくる意識を持つのが正解。右サイドのスペースが広く使えて腕をスムーズに下ろすことができて、ミート率もアップします。

体と腕の間隔が近くなりすぎると、右肩が前に突っこむなどの動きが生じてミスに。
体と腕の間隔が近くなりすぎると、右肩が前に突っこむなどの動きが生じてミスに。
意識してタメを作ろうとすると、クラブを必要以上に鋭角に振り下ろしてしまい、インパクトが安定しない。
意識してタメを作ろうとすると、クラブを必要以上に鋭角に振り下ろしてしまい、インパクトが安定しない。

ドリル20|左ヒザと右手で引っ張り合って「ガニ股」キープを確認。

ドリル20|左ヒザと右手で引っ張り合って「ガニ股」キープを確認。

下半身のパワーがフルに活用できて、力感がアップする!

飛ばない人に多くみられるのが、バックスイングで左ヒザが右ヒザに近づいてしまうパターンで、こうなると腰と肩の回転差が生まれず深い捻転が作れません。上体がスムーズに回転しているように見えても上体と下半身のネジレが作れず飛ばしのパワーが蓄えられないのです。下半身のパワーをフルに活用するには、積極的に動かすのではなく動かさないように我慢するのがポイント。左足をガニ股にキープしてクラブを上げる練習を繰り返しましょう。上体のネジレが感じられるはずです。

インパクトまで右カカトが浮かないように我慢。これで下半身のパワーを効率よくボールにぶつけることができる。
インパクトまで右カカトが浮かないように我慢。これで下半身のパワーを効率よくボールにぶつけることができる。
ガニ股でバックスイングすれば、切り返しでも左ヒザが先に戻る。
ガニ股でバックスイングすれば、切り返しでも左ヒザが先に戻る。
バックスイングで左ヒザが右に動くと上体の十分な捻転が作れず、飛ばしのパワーが溜まらない。
バックスイングで左ヒザが右に動くと上体の十分な捻転が作れず、飛ばしのパワーが溜まらない。

ドリル21|グリップエンドつけ素振りで「お腹を大きく回す」感じをつかむ

ドリル21|グリップエンドつけ素振りで「お腹を大きく回す」感じをつかむ
手と体の一体感を感じながら、できるだけ速くお腹を回転。

お腹を強制的に動かすことで、体幹を使う感覚がわかりやすい。

ドライバーの飛距離を伸ばすには、「お腹=体幹」の回転スピードを上げてヘッドスピードを上げることが大切です。ゴルフスイングのパワー効率を上げるには、腕や手などの小さい筋肉にはなるべく頼らず、背筋や腹筋、お尻、太モモなど大きな筋肉をフル稼働させることに尽きます。お腹をしっかり回転させるには、グリップエンドをお腹につけて素振りを繰り返すのが◎!こうすると体幹を使ってスイングする感じがつかめます。グリップエンドをつけたままで、できるだけお腹を速く回して叩き込みましょう。

 ヘッドスピードを上げるには腕や手をつかわず体幹主体でスイング!お腹を素早く目標に向けるイメージで体をターンするのが、飛距離アップの秘訣だ。
ヘッドスピードを上げるには腕や手をつかわず体幹主体でスイング!お腹を素早く目標に向けるイメージで体をターンするのが、飛距離アップの秘訣だ。
フォロースルーでグリップエンドが外れるのはダメ。ヘッドスピードが上がらず、ミート率も低下してしまう。
フォロースルーでグリップエンドが外れるのはダメ。ヘッドスピードが上がらず、ミート率も低下してしまう。

ドリル22|ショートアイアンを2本持ち、体の回転を再確認。

ドリル22|ショートアイアンを2本持ち、体の回転を再確認。

手打ちになるのを防いで、体の回転主体で振れるようになる。

飛ばしに欠かせない体のスムーズな回転を身につけるには、ウェッジを2本つなげて持って素振りをする練習が効果的です。トップではシャフトが左ワキ腹から離れますが、ダウンスイングからインパクトにかけてシャフトが左ワキ腹に当たります。この当たった状態でお腹を素早く目標に向けるつもりで体を回転させてください。腕を早く振ろうとすると手首をコネてシャフトが左ワキ腹に当たって体の回転が止まってしまいます。この練習で腕とクラブを体の正面にキープしたままお腹を早く回す動きをマスターしてください。

体のスムーズな回転を身につけるには、ウェッジ2本を繋げて持って素振りをするのが効果的です。
体のスムーズな回転を身につけるには、ウェッジ2本を繋げて持って素振りをするのが効果的です。

速く回してコアのパワーをぶつけよう

腕と体を正面に保ってお腹をスピーディに回そう(左)。フォロースルーでシャフトが左ワキから離れるのはNG(右)。手先で振ろうとしている証拠だ。
腕と体を正面に保ってお腹をスピーディに回そう(左)。フォロースルーでシャフトが左ワキから離れるのはNG(右)。手先で振ろうとしている証拠だ。

ドリル23|左手を左ホホに当てて振り、理想のインパクトの形を叩き込む。

ドリル23|左手を左ホホに当てて振り、理想のインパクトの形を叩き込む。
左ホホを押し立てたままで素振りをするとインパクトゾーンのイメージが明確になる。

インパクトの形が明瞭になり、上体キープの感覚がつかめる。

飛ばそうとする人にありがちなのが、思い切り振ろうとしてインパクトへの意識が薄れてミート率が低下してしまうミス。インパクトで体が起き上がりやすい人は、アドレスの前傾角度をインパクトまでキープすることを心がけましょう。クラブを右手で持ち、左手を左ホホに当てて構え、左ホホの位置が変わらないように右手素振りを繰り返します。そうすると体のムダな動きを抑制し、ボールを真っすぐな軌道で撃ち抜いていく感覚が明確に浮かんできます。前傾角度も保たれて軌道が整い、ミート率が飛躍的にアップして飛距離アップが期待できます。

インパクトで上体が起きると手元も浮くため、フェースが開いて当たりが薄くなる。
インパクトで上体が起きると手元も浮くため、フェースが開いて当たりが薄くなる。
左ホホの位置をキープするだけで軌道が整い、ミート率が向上して飛距離アップも期待できる。
左ホホの位置をキープするだけで軌道が整い、ミート率が向上して飛距離アップも期待できる。
インパクトの形をイメージし、実際に打つ時はヘッドを一気に加速させよう。
インパクトの形をイメージし、実際に打つ時はヘッドを一気に加速させよう。

ドリル24|インパクト軌道と入射角を整える「タオル置きドリル」

クラブヘッドがタオルに触れないようにするとインサイドインのスイング軌道に。正確なヒットに近づく。
クラブヘッドがタオルに触れないようにするとインサイドインのスイング軌道に。正確なヒットに近づく。

ミスを視覚的に確認することで、正しいスイングがすぐ身につく。

アイアンでダフリやトップがよく出てしまうという人は、スポーツタオルを棒状にしておき、タオルに触れないように打つ練習がオススメです。インパクトが安定しないということはクラブヘッドの入り方が安定していないのが一番の原因。すぐそばのタオルに触れないように振ることで自然と理想的なインサイドインの軌道になり、ボールを正確にとらえることが可能になるのです。

ボールをレベルブローに打つのがベスト。スイング軌道の最下点でボールをとらえる感覚だ。
ボールをレベルブローに打つのがベスト。スイング軌道の最下点でボールをとらえる感覚だ。
鋭角すぎれば手前側で(左)、下から入ればボールの先でタオルに当たる(右)。
鋭角すぎれば手前側で(左)、下から入ればボールの先でタオルに当たる(右)。

ドリル25|足踏みアプローチで、ぴったり距離感をマスター

歩くときの動作をアプローチのスイングに生かすのがオススメ。歩く時も歩幅が小さいときは腕をあまり振らないのと同じ!!
歩くときの動作をアプローチのスイングに生かすのがオススメ。歩く時も歩幅が小さいときは腕をあまり振らないのと同じ!!

足踏みの大小だけで、楽に距離を調整できるようになる。

アプローチの距離感の合わせ方はスイングの大きさやスピード、力感などいろいろありますが、距離感は「感」です。頭で考えるのではなく自分の感覚で表現すべきもの。オススメは足踏みの感覚を使うこと。足踏みの出力で腕の振り幅の大きさが代わり、距離感が合わせやすくなるのです。小さい足踏みなら自然と小さく。大きくすれば自然と大きく!リズムやテンポも整って距離感が合ってきます。

足踏み感覚を取り入れれば打ち分けも簡単!

足踏み感覚を取り入れれば、スイング中の重心移動もスムーズになり、リズムやテンポも一定しやすい。骨盤の回転と足踏みを同調させるのもポイント。
足踏み感覚を取り入れれば、スイング中の重心移動もスムーズになり、リズムやテンポも一定しやすい。骨盤の回転と足踏みを同調させるのもポイント。

ドリル26|手前のマークに触れずにストロークして、目指すアッパー軌道を入手。

パターヘッドが手前のボールマークに触れないように打てれば、軽いアッパー軌道でインパクトできた証拠。
パターヘッドが手前のボールマークに触れないように打てれば、軽いアッパー軌道でインパクトできた証拠。

オーバースピンがかかってボールのコロがりが向上する。

ロングパットで思うようにコロがせないという人は、オーバースピンをかけるつもりでややアッパー軌道でインパクトするのがベターです。上から当たるとフェースがかぶって、ボールが一瞬跳ねてからコロがるため、距離感が合いにくくなるからです。ボールマークを刺してそのすぐ先にボールを置き、ボールマークに振れないように打ってみてください。コロがりのいいロングパットが身につきます。

上から当たると球が跳ねてしまう(左)。オーバースピンをかけるつもりでややアッパー軌道でヒットしよう。
上から当たると球が跳ねてしまう(左)。オーバースピンをかけるつもりでややアッパー軌道でヒットしよう。

ドリル27|ティペグ2本を刺して、スクエア感覚を磨く!

練習グリーンで、パターヘッドがぎりぎり通るくらいの幅で挟むように2本のティペグを刺して練習しよう。
練習グリーンで、パターヘッドがぎりぎり通るくらいの幅で挟むように2本のティペグを刺して練習しよう。

視覚的にスクエアをチェックすると上達が早い。

ショートパットをよく外してしまう人には、ボールを挟んでティペグを2本刺してストローク練習を繰り返し、スクエア感覚を磨くことをオススメします。1~1・5メートルくらいの真っすぐなラインを選び、インパクトでフェース面をきっちり構えた位置に戻して打つ感覚を鍛えます。さらにインパクトしたあともフェース面をカップに向かってストレートに出せばカップインの確率がアップします。

インパクトでフェース面を構えた位置にスクエアに戻す感覚を磨こう。フェース面をカップに向かってストレートに出せればカップインの確率がアップ。
インパクトでフェース面を構えた位置にスクエアに戻す感覚を磨こう。フェース面をカップに向かってストレートに出せればカップインの確率がアップ。

レッスン

大西翔太

大西翔太おおにし・しょうた
1992年6月20日生まれ、千葉県出身。日本プロゴルフ協会公認A級。現在はジュニア育成に尽力する一方で、青木瀬令奈のコーチも務める。6月の「宮里藍サントリーレディス」ではキャディも務め4年振り2勝目に貢献した。

取材協力/ 北の杜カントリークラブ、サザンヤードカントリークラブ、昭和の森ゴルフコース、太平洋クラブ御殿場コース、長坂ゴルフ練習場、船橋カントリークラブ、武蔵丘ゴルフコース


練習場で使える上達必須の71ドリル

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