トップアマのゴルフ練習法|アプローチ練習はピンの右と左を交互に狙う!
同じ目標に向かっての反復練習である程度距離感をつかんだら、本番のアプローチを想定した練習に進もう。1球1球方向を変えて打つことで様々な状況に対応できるようになる。
GOLF TODAY本誌 No.596/105ページより
鈴木秀俊さん
(すずき ひでとし)
1977年5月7日生まれ。千葉県出身。29歳の時に父親の強い勧めでゴルフを始める。すぐに競技ゴルフの面白さに目覚めクラブ競技や千葉県アマ等に出場。2018年、鹿野山GCのクラブチャンピオンに輝く。ベストスコア66。ドライバー平均飛距離240ヤード。
本番グリーンでどの方向にも打ちやすくなる!
左右狙うべき方向にしっかりとフェースを向けて打つことがポイント
苦手な方向を確認し構えづらさを解消
アプローチ練習では同じ目標を続けて狙うのではなく、右、左、右、左と1球ずつ狙う方向を変えて打つようにしています。
同じところを続けて狙えば誰でもそのうち寄るようになりますが、打ち方が固まってしまうため、一球勝負の本番向きではありません。また、人によってそれぞれ向きづらい方向があるので、それを確認できるのもメリットです。自分の場合は右方向に打っていくのが苦手で、自分では右に打っているつもりでも球が左や真ん中に寄ってしまう傾向があります。
コースの景色やレイアウトによっても狙いたい方向に構えづらいことがあります。しかし、練習のときに右を向いたり左を向いたりして打つ形を作っておくことで、苦手な状況でもパッと構えることができ、そのとき打ちたい方向にフェースを向けていくことができるようになります。
自分の苦手な方向でもクラブを立てたまま下ろせるようにしよう。
構えづらさを感じたまま振るとクラブが早く落ちたりシャフトが寝て下りたりしやすい。
ピンなど目標物に対して右や左を交互に狙って打つことで、本番のグリーンで狙いたい方向に打てるようになる。
鈴木流ショット術
低いフォローで低い球を打つ
「風の強いときなど低い球を打つのが得意です。ボールを少し右に置き、クラブの上げ方と下ろし方は変えずにフォローをなるべく低く出すのがコツです」
スコアアップアイテム
距離計測器
「ピンまでの距離で計算すると奥に行きやすいので、手前バンカーの縁やエッジまでの距離を測って届くけれどオーバーしない番手で狙うようにしています」
パーソナルデータ
得意クラブ:4U
「グリーンで止められてアイアンよりもいろいろな球が打てるのがUTの長所。払い打つようにすればスピンが安定します」
練習回数:週2回
「練習が嫌いで打っても80球くらい。ラウンド時は無理に修正するのではなく、その日出た球を使うようにしてます」
ラウンド数:年60〜70回
「コロナの影響でラウンド回数は少し減りましたが、自分のやれることだけをやればそんなに大叩きはしません」
過去1年のベスト&ワーストスコア
2021年5月 68 東急セブンハンドレッドC(プライベート)
「ショットのミスが少なくてけっこうパーオンできたのが好スコアにつながりました。パットもよく入りました」
2021年3月 87 紫CCすみれ (研修会)
「自分より飛ぶ人と回ると、一緒になって振りにいってしまうのでショットが曲がってしまいます」
協力/鹿野山ゴルフ倶楽部
※アマチュアにはボランティアで協力していただいています。